街路の端、ふと耳に入ってきた言葉が歩みを止めさせた。 『星を操る力』 その言葉に反応し、言葉の方へと歩き出す。 そこにいたのは、身分の高そうな少年とその付き人と思われる男性。そして少年とは正反対の、痩せた少女。 彼らに声を掛ける事に躊躇いは無かった。 「ねえねえ、貴方達何の話をしているの?」