「い、いいえ。大丈夫です。」 (気まずい空気になってしまったわ。私ったら正直に答えすぎてしまったみたい。気をつけなきゃ。……リリィさんの睫毛が長い。) 反省しながら妙なことを考えていると、 リリィから衝撃的な言葉が発せられた。 「まあ。星を操る力ですか。……はい。存じております。」 やはり正直に答えることしかできなかった。