ブバルディア 2019-05-18 22:32:54 ID:cf2b77bae |
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(気配を消すには緊張と戦わなきゃいけないのかも。きっとお疲れなんだわ。)
表情にも声色にも変化のないルイを見て、ついそう思ってしまったシルク。
それはさておき、挨拶はきちんとしようと努めた。
「まあ。執事さんでしたか。私はシルクと申します。シャーウッドさん、こちらこそよろしくお願いします。」
そう答えてお辞儀を返したところで、
ひどい失態をしていたことに気がついた。
リリィと呼ばれた少年に、
まだきちんと名乗っていなかったのだ。
「あの、リリィさん。名乗りを忘れてしまって申し訳ありません。あらためて、私はシルクと申します。」
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