主 2019-05-16 20:06:21 |
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>藤堂 隆臣 様
____餃子、先生と一緒につくりたい。
( いつだって彼の食事を作るときは1人だった。でも、それが嫌だったわけではないし、むしろ自分が好きでやっていたことだ。食事を作る間彼は執筆活動をしている。きっと自分が食事を作っている姿などほとんど見たことがないだろう。だからこそ、今日は自分が食事を作る姿を見てほしいと願ってしまった。一緒に作業をすれば嫌でも目に入るだろう、それに、彼との共同作業なんてこんな機会じゃなければできるはずもなかった。こんな我が儘しか思いつかないがせめてもの、最後の願いとして聞いてほしい。普段から、自分はあまり求めないタイプであると自負してる。彼の作業は邪魔したくないし、彼を見ているだけで心は満たされた。自分が求めなくても彼は優しく、そっと手を伸ばしてくれた。隣を歩く彼の手へ、自身の手を伸ばそうとして止める。あと少し、あと少しだけ、そしたらもうこの気持ちは消える。空を切る手は行き場をなくし、すぐに見えたスーパーに足を踏み入れその手は籠を持ち )
美味しいの作ろうね。
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