主 2019-05-16 20:06:21 |
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>藤堂隆臣さん
(きっとこうして稀にだが安心して素直に甘えることが出来るのも、弱った状態の自分を見せるのも、これから先相手だけだろう。その細やかな幸福を噛み締めつつ、普段よりも幾分か低い声色で阻止されればそれ以上口を紡ぐこともなく、ただ己を眠りへと誘う睡魔と、手から伝わる相手の温もり。良い夢が見られそうだと穏やかで安心しきった表情を浮かべつつ、数秒も経たずに静かな寝息を立てながら眠りについて)…んっ。(どれくらい寝ていただろうか、数時間後眠りから覚めたのか小さくくぐもった吐息を漏らしつつ目を開けると、己の部屋ではない天井と壁が視界に入り、一瞬どこの部屋だったのかわからずにいたが、部屋に響く心地の良い紙にペンが滑らす音に、そういえば相手の部屋で再び眠らせてもらったのだと、寝起きであまり回ってない頭で理解すると、ゆっくりと体を起こす。そしてベットの端に押しやられていた眼鏡をかけてから、執筆中の相手に伝わるかどうか分からないがとりえず声を掛けて)…おはようございます。何時間眠っていましたか?
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