いのぼくの演者による演者のための雑談コーナー！

アテールがチートだと誤解されたままでいたくないので!より詳しく弁明をさせていただきます!
本編(一切なりチャ関係ないですが)でも弁明させていただきました通り、アテールは「実体を持った精神体」のようなものであり、物理攻撃は、当たるがダメージはないので、本質的には効かないのですが、一応「死」と言う概念はあります。
ただ、アテールの事を良く知っていて、尚且つ慈悲深いキャラでないと倒せないかと…説明させていただきますね。
まず、アテール自身、「自分を倒せる者など存在しない」と思っています。これは彼が「自分を強いと思っているから」ではなく、「自分が他人に認められる事は決してないと思っているから」です。
アテールの倒し方を説明するに当たり、彼の一生(理想込み)を、できるだけ簡明に。

絶望の最中に生まれ…蛇から生まれているので半獣人みたいな者、実体あり。
自分の生きる意味も解らず…スラムのようなところで生活、実体あり。
微かな希望を抱きつつ、近隣住民の頼みを聞いて快楽を知るが…実体あり。人を傷つける事や呪う事に快楽を見出し、呪術師になる。服装は現在の車掌チックなもの。アルビノっぽかったので仮面も元々していた。
微かな希望を抱くも許されずに自身の呪術式で人型を留める事が不可能になり、若干歪んでいた性格が完全に荒む…この時点で、実体なし。容姿は紅黒いローブを纏った黒い触手。
呪術を解くため絶望を集める最中に、ベルガ達と出逢う……実体なし。
漸く絶望を集め切り、元の姿に戻る…元の姿に戻るも、実体なし。髪が全てなくなり、肌が真黒になる。と言うか現在、一見肌に見える本体は黒い触手であり、今までアテールが集めた負の感情。
アテール「ベルガさん達がいたからこそ元の姿に戻れたのでは?…じゃあ一生仲間でいまショウか!」と絶望集め再開……イマココ。実体なし。
いつか、誰かに殺される……実体なし。

以上です。一見、元の姿に戻っても実体がないので弱点もなく、倒す事も不可能かのように見えますが、元の姿に戻るために、彼が何を集めていたかを考えれば案外簡単なものです。

ズヴァリ、アテールを倒すには、彼に「アテールが生きる意味を教える」事で、弱点…と言うか隙を作るには、希望を抱き続ける事や絆の強さを見せつける事です。
「呪」の字が入っているだけで何か嫌なイメージがあるじゃないですか。誕生日は6月6日、
体重は66kg……呪いの数字がたっくさん!また、呪術師になりたての頃、近隣住民には陰口を叩かれ、
それもアテールに「生きる意味」を解らなくさせた原因の一つです。で、実体を失くした後は
「不特定多数の人物を自分と同じ感情にする(絶望させる)事」が呪術を解く唯一の方法だったので、
その分多くの人に恨まれ、その都度「生きる意味」を見失いました。

今のテンションの高いアテールは、壊れた心を補うために敢えて演じているだけ、外見は大人なのに
子供じみた性格で、本来の性格は、意味深(変な意味じゃない)を言う時や、電車内で
アナウンスをする時のような、精気のない彼です。それでも荒んでいた頃に比べれば、確実に
人間味を取り戻していて、深層心理では「愛されたい」と願っています。

何十万、何百万の人を呪い、時に殺した彼を赦し、生きる意味を教え、認めたてその時、初めて…
アテールと言う負の感情の集合体は、成仏と言う形で「死」を迎えます。