梨花 2019-05-12 12:29:21 |
通報 |
なるほど、二つ目ですか…ちなみに、梨花さんのは二つ目。沙月さんのは三つ目ですかね
レリーは900年前、雷サマの末裔に生まれてきました。
しかし、その当時その種族は異端であり、レリーも当然恐れられてきました。
レリー達に恐れ慄いた人々はその種族を“王族”と称して自分が殺されないために慕い始めました。
はじめの頃は楽しかったのです、そう…はじめの頃は。
しかし数十年後、一人の若者が「王族から人を救う」と言い、雷サマに対しての反乱軍を作りました。
恐怖に支配されていた人々もそれに従い、レリー達を次々と生け捕りにしてきて拷問をし始めました。
皆が殺されていく中、実験によって不死となったレリーはたった一人血の涙を流しながらこう叫びました。
「お前ら人間が勝手に始めた癖にッ!!!!!」
その瞬間、その街を、国を恐怖に陥れるかのような雷が落ちました。
それはレリーの力が暴走した結果であり_________レリーの逆鱗に触れたものの末路でした。
それ以降、レリーは行くあてもなく何百年と生き続けました。
仲間もおらず、友達もおらず。そこをベルガに拾われたのです。
「仲間を殺した人間が憎いなら…俺達と共に来い。」
レリーは仲間に傷をつけられることが嫌いです。逆鱗-仲間-に触れてしまった者は………もしかしたら、あの村のような結末になるかもしれません。
トピック検索 |