>ゆうき 紫音)よかった。笑える元気があって。 紫音はこれでもゆうきを心配している。いつも一人でいるゆうきはなぜ一人になりたがるのかわからない。だが、決して悪い子ではない。困っている人がいたら助ける。水に落ちた子が怪我をしたら、手当てをする。紫音はそれをいつも見ていた。陰で見ていたからこそ、気づく物もあるのだ。 紫音)やっぱり、ゆうきは優しい人よ。 紫音は笑ってゆうきに言った。