駄菓子屋 -寝猫堂- [無登録]

>57
⇒秋くん

ああ、ごめんね、つい。不快な訳じゃなかったんだけれど……こんな、下手をしたら孫までいる年代のおじいちゃん相手に、女の子にでもするような口説き文句を言われたから……なんだか少し照れてしまってね。
(じとりと湿った眼差しで見つめられては申し訳なさそうに眉尻を垂らし、それでも口元には笑みを刷いたまま冗談めかして肩を竦めてみせ。次いで己の言葉に何処か拍子抜けしたような様相の相手を見てはしてやったりと言わんばかりの愉しげな笑みを浮かべ、持ち上げていた子猫を胸へ抱き直し首筋へ擦り寄ってくる小さなけものへ愛おしげに頬擦りをしながら相手の言葉にくすくすと密やかに喉を鳴らして笑っては告げられた名前を噛み締めるように幾度か呟いて礼を述べ)
その時はその時だよ。それに、今の時代はこう、奇を衒った名前が流行っているんだろう？……あき、秋くん、冬生まれの秋くんだね。ふふ、教えてくれてありがとう。

>59
⇒凛くん

おや、……やあ、いらっしゃい。お客さんかな、中を見ていくかい？よかったらゆっくりしておいき。
(扉の辺りへ人影を見付けては「よっこいしょ、」と緩慢に立ち上がって出入口へと向かい、柔らかく目元を緩ませながら声をかけては手招きをして相手を店内へと誘い)

ふふふ、いらっしゃい。こんなおじいちゃんの所に良く来たね。お返事がのんびりになってしまっても良ければ、ぜひよろしく頼むよ。

>60
⇒雫くん

良かった、まだ残ってたよ。…ああ、一人にしてごめんね、雫くん。……ちょっとごめんね、綺麗なお洋服が汚れちゃうといけないから、(己を見送る声を背中に受けつつ店の奥の居住スペースへと戻っては冷蔵庫から刺身のパックを取り出して数切れのまぐろを小皿へと盛り。それを片手に店へと戻っては先刻まで己が使っていた椅子へと小皿を置き、刺身の匂いに反応してかじっと此方を見据える猫の姿に小さく笑っては相手に一言断りを入れてから一度猫を抱き上げて小皿の乗った椅子の上へと移し「食べていいよ」と猫に声をかけてその頭を緩く撫で)

>三久
うん、ありがとう。(猫を見て微笑む)

>三久

あ、はい、ありがとうございます
（そう言いつつ、マスクをしたままは失礼かなと外すかどうかを悩むが、店内に入っていく）

あぁ、こちらも自分で言うのもあれだが、マイペースなんだ。
だからのんびりペースでいてくれるのは都合がいい、よろしく

>54

受付の女の子が偶にお菓子をくれて…そうか、黒棒は渋いのか。他にお好きなのはありますか？
(どこにも猫の気配は感じられず僅かに気落ちして、草臥れた座布団が敷かれるパイプ椅子の背板に手を掛けては引き。相手が黒棒を四つ手にしたので相当好きなのだと把握すれば内の一つが己の分と予想し右手差し出すも、乗せられた黒棒は三つ。己が三つ食べるのかと目を見開き、黒棒から相手へ視線激走させても左手にソースカツを乗せられて終わり。辿り着けない麦茶へ渇求の眼差し向けつつパイプ椅子に腰掛け、取り敢えずは甘い方から行儀悪いが口元へ運び。人が良すぎる主の様子から店の経営もままならないだろうと心配になり伺い)
お礼って…。俺さ…足休めのたびに喫茶店入るのも金かかるし、これからは寝猫堂さんの方にお邪魔させてもらってもいいかな。

>61

へぇ…？でもおっさんくらいきれーならもっと若い頃はすっげぇモテてそうだよな。こういうの言うのも言われるのも慣れてそうって思ったけど。なんだっけ…“ブイブイ言わせてた？”
（相手から零れる１つ１つの仕草にどこか色があって直感で感じたことを悪意のない声色で言えば最後にどこぞのおじさんが言っていた言葉を思い出しながら相手を指さして小さく首を傾け。猫に頬擦る姿は相手だからか絵になってつい魅入ってしまうも相手の言葉を受け止めながら猫の名前を真剣に考え始め。「…奇を衒うってもな…」とブツブツ言いながら何気無く雨降る外を見やり次に店内を見回して。それから数十秒後ゆっくり口を開き「…雨。雨の日に拾ったから、と。客が雨の日でもコイツのこと思い出してこの店に来てくれるように。………って全然ひねりもなにもないけどな」と照れ隠しに肩を竦めて「別に却下してくれていいよ」とぶっきらぼうに。）

(/ネットの関係で五月まで落ちます。)

>64
>68
⇒雫くん

どういたしまして。……わあ、食べたよ。ふふふ、可愛いねえ(にこりと笑みを浮かべて猫を見やれば丁度まぐろに鼻先を近付けているところで。暫しじっと見つめていれば少しずつまぐろの切り身に齧りついており、安堵した様に呟いては相手の手元に残ったラムネの駄菓子に気付いてそれも食べるよう促し)
おや、雫くん、それ食べないのかい？遠慮しないで食べていいんだよ。


(/かしこまりました。またのお越しをお待ちしております。)

>65
⇒凛くん

どうぞどうぞ、狭いところだけどゆっくりしていってね。……おや、風邪かい？
(礼儀正しい相手に好感を覚えて頬を緩ませつつ相手を店内へ招き入れるもその顔を覆い隠すマスクに気付いては心配そうに眉をひそめながらゆるりと首を傾げて)

おや、そうなのかい？それなら良かった。これからよろしくね。

>66
⇒葉山くん

それは良いねえ。……僕かい？僕はね、駄菓子は何でも好きだよ。ああでも、風船ガムなんかは美味しいし楽しいよね。
(椅子に座った相手の話に相槌を打ちつつ己も「よっこいしょ、」の掛け声と共に腰を落ち着けては相手の当惑にも気付かぬままのんびりと菓子の包装を開けて一口齧り。甘味の残る口に茶を啜って一息吐き、次いでふと紡がれた提案にきょとりと目を丸めてから酷く嬉しげに破顔しては勢い余って相手の方へ前のめりになりながら何処となく受かれた調子で言葉を連ね)
えっ、……うわあ、良いのかい？ふふふ、嬉しいなあ、きみの好きなお菓子をたくさん用意しておかなきゃね。

>67
⇒秋くん

綺麗だなんて、秋くんは口が上手いなあ。…ふふ、まさか。僕はどちらかというと“アッシー君”とか“メッシー君”とか、そういう手合いの人間だったよ。
(どうにも本心から言っているらしい相手の言葉に思わず苦笑めいた笑みを浮かべながら 若いのによくそんな古い言葉を知っているなあ、と何処か他人事の様に感心しては己に向けられた指へ己も人差し指を伸ばして触れ合わせ某宇宙人映画の如き体勢で情けない己の過去を露呈し。次いで相手が悩み始めた事で酷く静かになった店内にて雨の音を遠くに聴きながら暫しのんびりとした時間を過ごし、不意に紡がれた子猫の名前に ほう、と何処か熱を帯びた吐息を漏らして呟いてはゆるゆると頬を緩めて子猫の頭を撫でつつ「きみの名前は雨だよ、素敵な名前を貰ったね」と穏やかに笑いかけ)
ああ……とても良い名だ。きみは素敵な感性を持っているんだね。…ふふ、僕もこの子の名前を呼ぶ度に、きみの事を思い出してしまいそうだ。

>72

へぇ…、おっさん人良さそうだもんな。さっきもすぐにお菓子サービスしてくれるって言ってたし…。でも人のために何かできるって俺は良いと思うな
（言葉の意味を理解するのに数秒、意外そうに相手を見るもその優しい笑顔に失礼にも納得した相槌を打ち。合わさる指先に視線を落とし指をさしたのがまずかったかと指を曲げて引っ込めるも何を思ったか、すぐにまた指を合わせて指で握手するように相手の指先に指を絡めてみて。どうやら子猫の命名は容認されたようで内心ホッとするも褒められ慣れていないせいで顔に熱が集まり自分から絡めた指を今度こそ引っ込めようとして。）
いや…単純すぎっだろ。雨の日だから雨って。……てかそれこそ美人ならまだしも野郎のガキ思い出しても得ねぇから。

>73
⇒秋くん

嬉しい事を言ってくれるねえ。…でも秋くんも、子猫を見捨てられなかったりだとか、寂しいおじさんとこうしてお話ししてくれたりだとか、優しくて良い子だなって思ったよ。
(己の言葉を肯定しながらもきちんとフォローを忘れない相手の気遣いに柔らかく目元を緩ませて喜びを露にしつつ、先刻照れさせられた仕返しとばかりに相手に対して好感を持った部分をつらつらと挙げていき。そうしている内に相手の方から指を絡められては相手からの思わぬ接触に何処か嬉しげな色を瞳に乗せて口元を綻ばせ、絡み合った指先を無意味にゆらゆらと揺らしながら相手の様子を微笑ましげに眺めて「損とか得とかではないよ。秋くんはうちの看板ねこを連れてきてくれた特別なお客さんだもの」等と言葉を連ねているも、触れあっていた微かな熱が不意に離れかけては咄嗟に後を追いかけてその手を掴んでしまい。己でも無意識の行動だったのか驚いたように大きく目を見開いては存外に強く掴んでいた相手の手をぱっと離して申し訳なさそうに眉尻を垂らし、僅かな間とはいえ触れあっていた相手の体温を失って少し冷たく感じるその手で誤魔化すように子猫を撫でながらしどろもどろと謝罪を紡いで)
っ、！……あ、ご、ごめんね。その、誰かと肌を触れあわせるのなんて久しぶりだったから、嬉しくて、……ええと……、

>74

大したことじゃねえだろ、別に。………特別な客、なら次からこの店の菓子自由に食べて良い？
（優しい声色に褒められるうち心をころころ転がされているように擽ったく温かい気持ちになるもそれを素直に受け入れられる性分でもないし“大人の余裕”に負けた気がして照れた顔を横に反らしボソッと呟いて。それでも絡めた指が拒絶されることなく揺らされると心も落ち着き軽い冗談を平坦口調で返して。「…っ!?」手を掴まれると驚きでビクッと肩を揺らすも何故か相手も驚いていて終いにはしどろもどろしはじめ、拍子抜けすると共に段々おかしくなってきてフッと吹き出し口元を押さえながら喉を慣らして笑い「慌てすぎだから。別に嫌なんて思ってねえよ。」と笑いを堪えながら話すもふと真顔になると立ち上がって相手の前に行きその頬に触れて「人肌恋しいなら俺がもっと構ってやってもいいよ？」と僅かに口端を上げて）

>70


いや、全然狭くないですよこんな人いるのに、
（そう言って店内を見回し、風邪か、と聞かれれば言いにくそうに
「いや、風邪ではないんですけど、、」
やっぱり外したほうがいいだろうか、と考えマスクを外してみて、いつものアイドルのときのような表情をすると
「どうもっ、とあるアイドルグループの凛ですっ」
つ自己紹介してみる。心の中でマネージャーに怒られるぅ、、と思いつつ

>75
⇒秋くん

ふふ、……食べ放題かい？秋くんなら構わないよ、なんならきみの好きなお菓子を多めに仕入れようか。
(整った相手の顔があらぬ方向を向けば薄らと朱の刷かれた頬が目に入り、案外子どもらしくて可愛い等という感想を抱いて益々頬を緩ませるもふと紡がれた提案にはきょとりと目を丸めて首を傾げ、しかしすぐに了承し頷いては少しばかりの茶目っ気を出して返答してみせ。咄嗟に手を掴んだ瞬間の相手の反応を見ては気持ち悪い人間だと思われてしまっただろうかと微かな絶望と諦めにも似た心地を覚えて知らず知らずのうちに表情を歪ませて俯くも、不意に聞こえてきた相手の笑い声には思わずぽかんと唇を半開きにして呆然と相手を見つめ。続けて紡がれた己を許す言葉にほっと安堵したのも束の間、不意に立ち上がった相手の体温が己の頬へ触れていることに気付いては先刻まで年齢相応の照れ方をしていた相手とは思えぬ変貌ぶりに酷く狼狽え彼方此方へ視線を彷徨わせながら必死に言葉を紡ぎ)
……ッ……秋、くん、…大人を揶揄うものではないよ、

>76
⇒凛くん

ふふふ、ありがとう。風邪じゃないなら花粉症かな？今年も花粉が酷かったらしい、ね………………
(嬉しげに目を細めて微笑みながら礼を述べ、何やら口ごもっている相手へ更に世間話を投げかけようとするも、不意に外されたマスクの下から現れた酷く整った容貌と きらきらと効果音が付きそうな自己紹介を受けては思わず言葉を失って呆然と相手を見つめ。テレビか雑誌で見た覚えのあるその姿に暫し見惚れているもこんな所で著名人の顔を晒させていては良くないと気が付き慌てた様子で申し訳なさそうに謝罪をし)
うわあ、芸能人だあ…………っ、ああ、それでマスクを着けていたんだね。気が利かなくてごめんよ。

>77

冗談だって。そうやって誰にでもサービスとか言って来る客全員に菓子配ってそうだよな。それでここ無くなったらやだし。…それに俺菓子買うくらいは稼いでるから。
（本当に人が良いんだなと呆れ半分に笑みながら相手の気持ちだけありがたく受け取って置くことにして乾いてきた前髪を弄りながら述べ。此方が頬に触れたことで動揺する相手、先刻からそうだが相手の反応は歳を感じさせない可憐さがあって余計に惹き付けられてしまい。ほんの少しのからかいのつもりが真剣な表情になれば目を逸らす相手を逃さぬように顔を覗いて「…からかいじゃないって言ったら？」と頬を撫で。その時制服のポケットに入れていたスマホがピンポンと空気の読まない音を響かせて）

>79
⇒秋くん

うっ、……別に気にしなくて良いんだよ、此処は僕の道楽でやっているようなものだし……。
(向けられた言葉が正に図星だったのか思わず情けない呻き声を上げては言い訳にもなっていない言葉をぼそぼそと呟きながら子猫の前足を持って無意味に肉球を揉み。動揺を隠そうと逸らした視線まで捕らわれては酷く困惑したように眉尻を垂らして相手の瞳を見つめ返すも、久方ぶりの他者の体温の心地好さには抗えぬのか頬へ触れている手のひらのぬくもりへ無意識に頬を擦り寄せていて。衝動のままに己も相手へ手を伸ばしかけた瞬間、静かな室内へ不意に鳴り響いた電子音には古いパイプ椅子がガタンと音を立てる程に肩を大きく跳ねさせて驚愕し。その揺れに驚き己の膝から飛び出して行った子猫を抱き留めようと咄嗟に手を伸ばしたものの老いた身体が意思に追い付かずバランスを崩してそのまま椅子からずり落ちては床に尻餅をついた体勢のまま呆然と相手を見上げて少しばかり放心し)