琴音 2019-03-17 15:55:11 |
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太陽の光が射し、家で寝ている琴音と星疾は、その太陽の光で目を覚ました。またたび酒の酒はすっかり抜けていたが、琴音は猫のため朝は苦手だ。逆に、星疾は鴉なのに、朝の光がさわやかで大好きという。
星疾)琴音、朝だぞ。起きろ。
星疾はカーテンを開けて、琴音を起こす。余計に光が部屋に差し込む。
琴音)や~だ~、まだ眠い~。
琴音は、頭から毛布をかぶった。
星疾)起きろって。朝はきれいだぞ。
琴音)無理~。眩しい~。
星疾)吸血鬼じゃないから、灰にならないだろ。じゃあ、大丈夫だ。
琴音は無理やり、星疾に毛布を引っぺ剥がされ、そして、濡れタオルで顔を拭かれた。
琴音)にゃっ!濡れるの嫌い!(渾身の猫パンチ)
星疾)痛ッ!
琴音は逃げようとした。星疾は追いかけた。
星疾)髪もぐちゃぐちゃだし、服も着替えてねぇのに、逃げるな。
琴音)濡れるの嫌い!
琴音は猫なのですばしっこいが今は朝のため、猫になれない、星疾は、鴉天狗のため俊足の持ち主、飛ぶのも走るのも何物でも右に出る者はいない。なので、琴音はすぐに捕まった。
星疾)さぁ、顔洗って、着替えさせて、髪もしてやるから帰るぞ。
琴音)自分でする!自分でするから、離して!逃げないから。
星疾)信じられねぇし、大体、俺が泊まった時は、いつもやってって言ってるじゃねぇか。だからやってやる。
琴音は結局、星疾に顔を現れ、巫女服に似た服に着替えさせられ、可愛いツインテールで結び目を赤と白の市松模様のリボンで結んだ。
星疾)はい、出来上がり。どうだ、可愛いだろう?
琴音)(完璧だから、文句言えないな)あ、ありがとう(赤面)
琴音は星疾にお礼を言った。
星疾)なんだ?顔赤くして...照れてる?
琴音)照れてない!...ただ嬉しいだけ。
星疾)じゃあ、そういうことにしとくよ。昨日、いろいろと魚のつまみ、買ってきたから。一緒に食べようぜ。もちろん、煮干しも買ってきたから。
星疾は、笑って煮干しの袋を琴音に渡した。琴音は受け取ると頬を赤くし、うつむきながら、
琴音)あ..りが....とう。(小声)
星疾)うん?
琴音)なんでもない。
琴音は星疾に背を向けて花柄の鼻緒に赤い草履をはいて、外に出た。そして、背を向けたまま
琴音)ありがとうって言っただけよ...。
そう言った。星疾は、頬を赤らめ笑うと琴音の頭を撫でながら
星疾)素直じゃねぇな、どういたしまして。
そう言った。
星疾は黒の青の無地の鼻緒に紺の下駄をはくと、翼を広げ、
星疾)先に散歩してくるから、食ってていいぞ。
星疾はそう言うが、琴音はフッと笑って
琴音)待っててあげるから、さっさと戻ってきなさい。
そう言った。星疾はニッと笑い
星疾)わかったよ。
そう言って飛んで行った。
琴音&星疾)いつかは、本当の気持ちを言わないといけないね/な
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