名無しさん 2019-03-16 23:21:22 |
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海翔君〉
(此方の言葉に驚いたような言葉を発する彼の顔をチラリと伺って。自分は何か変なことを言ってしまっただろうか、と首を傾けるのだが思い出す限りそんな記憶はなく。自分が優しくないのは事実、相手が意外に優しかったのも事実だ。さりげない優しさ、意外に豊かな表情、彼の色んな姿を今日は見られたような気がして。そんなものを見て全て纏めて優しいところが多いと感じ。)
「…僕何か可笑しなこと言った、?」
(一応問い掛けてみて、相手の言葉を待てば彼は自分のことを褒めてくれる。そんな風な言葉をかけてくれるからはやはり優しくて、デコピンをされるもそれはあまり痛みを感じないもので。自分に気を遣って優しくしてくれる彼の心に感謝し。此方をフォローしてくれているのに気がつけばボソッと告げて。)
「…そうかなぁ。…まぁ、まだ憧れのままでいいよね、」
咲月君〉
(相手の言葉を聞き入れながら目線を向けて。自分の言葉に同調してくれて少しだけ嬉しく思う。彼ならば褒められることも多いだろうが、彼にも自分と同じような気持ちがあるのか。驚きと嬉しさが入り混じったような感情に見舞われながら、頬を緩めて。過去に自分から逃げ出して、狭い狭いこの世界から逃げ出そうとして、挫折したこともあったけれど。こんな風に褒められて、優しくされては困るところも多々あり。自分の相手を褒める発言に相手は襟を少し引っ張りつつ此方に礼を言って。)
「…なんか、"大人"って感じがする」
(相手の格好とは違って自分は顔も性格も子供っぽい為か、大人っぽい相手がかなり格好良く見えてしまう。穏やかに微笑んでいる相手は自分より先輩で、色々なことを経験してきているのだろう。それを自覚する度に自分は子供だと思い知らされるのも事実なのだけれど。そんな相手の背中を見るのも自分の成長に繋がるんだろうな、と思えば相手の表情を伺い。こうしてみてみると、自らの父親のような険しい表情ではなく柔らかい表情の彼が本当にお兄さんらしくて。幾ら歳上だとはいえ、こんな爽やかな好青年。色んな人に好かれてきたんだろう。自分と正反対なのは叶恋だけだと思っていたけれど、案外彼も正反対なのかもしれない。そう思いながら相手の顔をチラリと見れば、彼は頷きながら優しい声音で此方に言葉を掛けて。そんな言葉に自分は何度救われたのだろう、と思いながら小さく言葉を紡いで。)
「…うん、そうだよね。…向き不向きってもんがあるよね。…今度、誰かと外に買いに行ってみる。良いのがあるかもしれないから」
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