名無しさん 2019-03-16 23:21:22 |
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海翔君〉
(何を言ってんだ、みたいな顔で見られて口を噤んでしまう。首を傾げている相手の考えはまだ読みきれずに目線を動かせば相手の意外な一面を見られたような気がして。個人的には相手のことを何処かクール、というか何方かといえばきっちりした印象を持っていた為にこんなにストレートに言葉を伝えるような性格だとは思っておらず。何度か瞬きを繰り返した後に言葉を紡いで。)
「…意外にそういうこと、ハッキリ言うんだね」
(奥手だと思っていた相手のストレートな言葉に驚きを隠せずに目線を合わせることは出来ず。此方は気恥ずかしくて目を逸らしているというのに相手は此方にハッキリ伝えてきた為か感情を上手くコントロールすることが出来なくて。此方が勝手に恥ずかしがっているだけなのだろうか、なんて考えてしまい。)
咲月君〉
(此方の言葉に違和感でも感じたのか、パチパチと何度か瞬きを繰り返した彼。首を傾げている彼の言葉に此方が今度は何度か瞬きを繰り返し。彼に勘違いさせてしまったか、と少し悪く思いながら困ったように笑って仕舞えばそう言うところも彼の魅力なのだろうか、なんて思い。彼は周りからどんな風に見えているのだろう、やはり優しいお兄さんキャラで通っていたのだろうか、そんなどうでも良いことを考えつつ、彼の言葉にゆっくりと返して。)
「…破壊力っていうか…咲月君はその、素敵だから。笑顔が。…んん、でも破壊力っていうのもある意味あってる…?咲月君の笑顔はなんていうか、落ち着くから」
(上手く言葉で表すことができず、困ったような言葉を紡ぎながら自分でもよく分からなくなってきたのか余計なことまで口に出してしまい。優しい、だとか素敵、だとか自分以外にも山程言われているんだろうなぁ、なんて思ってしまって。自分は昔からあまり笑うことがなかった為なのかもっと笑いなさい、と叱られたことも多かったような気がする。今までの日常を「楽しい」と思ったこともあったけれど、元々口数も少ないし表情も乏しい。咲月や渚のような優しい笑顔も、叶恋や桃華のような可愛らしい愛らしい笑顔も、海翔の控えめな笑顔も、璃音の色気のある笑顔だって、自分にはできないもので。此処には笑顔の素敵な人間が多い、と思いながら彼の言葉に耳を傾け。驚いたような顔をして彼の顔を見れば無意識にコクリと頷いており。)
「…うん、僕も行く。…絵、外に描きに行こうと思ってたから」
(今日は彼と関わることが多いような気がする。だが外に出るきっかけもできたことだし、相手には感謝しなければいけないなぁと思い。キョト、とぎこちなく目線を動かした後に彼の誘いに乗る。誰かとこうして交友を深めることも一興、自分にはまだまだ初の体験が残っている。今日は彼との交友を深めようか、なんて目標を立てれば二人で出掛けるのかな、と考えてしまい。他にも用がある人がいるなら誘おうか、と思いつつも自分に声を掛ける勇気なんてなくて。彼と二人で出掛けるだけでも経験だと思いながらスケッチブックにチラリと目線を向け。)
璃音君〉
(紅茶を飲んでいた相手は此方に顔を向けて「ただいま。」なんて返してくれて。彼の笑みは何処か人を惹きつけるものがあるからか、逆にそれが怖く思えてしまい。自分のことを嫌っているのに愛想笑いをさせているかと思うと不安にならなくもない。目線を合わせることができずに居れば、彼の言葉に耳を傾け。怖がらなくて良い、という言葉にそれを悟られる程に露骨な態度を取っていたかと少しだけ反省して。相手から目線を合わせてくれたことに安堵すれば言葉を紡いで。)
「…ゴメン、なさい。…笑うのちょっと、慣れてなくて。…可愛くはないと思うけど」
(こうして皆が話し掛けてくれるお陰か少しずつ笑えるようにはなっているものの、慣れないのも事実で。海翔も先程可愛い、なんて言葉を此方に発したが自分にはやはり可愛いという言葉は似合わないと否定して。相手は此方にラッピングされた袋を見せる。それを見ていれば彼からの言葉。どうやらお土産を買ってきてくれたらしく、リップグロスだというのを知ると高かったのかなぁ、と気にしてしまい。)
「…リップグロス…?…あ、有難うございます」
(なんとなく相手には敬語を使うのが似合うような気がして、敬語で礼を言えば彼は髪が乱れないように此方のお団子の髪型を撫でてくれて。歳下というのもあるのだろうか、撫でてくれる人が多いと思いながら心地良さそうに軽く目を伏せれば思わず寝てしまいそうになり。慌てて首を振れば眠そうに目を擦りつつ、相手の様子をチラリと伺って。)
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