名無しさん 2019-03-16 23:21:22 |
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海翔君〉
(チラリと彼に目線を向ければ彼の発する言葉に少しムスッと顔を顰める。流石に僕だって驚くことはある、人間なのだから。ふっ、と笑っている彼を何となく思っていた程堅い人じゃなさそうだと考えて。自分の勘違いだったんだろうか、と思えば椅子に座ったまま少しだけ身を乗り出して言葉を発しながら彼のことを軽く、漫画で言えば「ポカポカ」という効果音が付きそうな感じで叩き。)
「…僕も人間だから。…妖怪か何かとでも思ってたの?」
(ポカポカと叩いた後に椅子へとちょこんと腰掛ければ彼の言葉に耳を傾けて。彼も優しいところはあるのだろう。そっと優しくデコピンをしてケーキの方に向かった相手。圧倒的な彼に対しての勘違いに息を吐きながら少し彼と話をしてみるのもいいかもしれない、と考え。花見に対してのアドバイスをしてくれる彼に小首を傾げる。けれどその疑問は一旦胸にしまって。)
「…うん、彼処の公園がいいなって、話してた。…海翔…さん、?海翔君、は…行かないの?」
(さん呼びなのか、君呼びなのか迷ってしまうのはいつものことだ。それよりも胸にしまっておこうと思った筈の疑問は結局口に出してしまい。彼は行かないつもりなのだろうかと問い掛ければ少し図々しかったかな、と目線を逸らし。)
咲月君、叶恋ちゃん、海翔君〉
(顎に手を当てながら叶恋をサポート役に勧めている咲月を見ながら頭の中で色んなことを考えているであろう彼は疲れないのだろうか、なんて考えてしまい。自分が考えなさ過ぎという可能性も捨てきれずにんん、と唸ってしまい。スケッチブックの紙が残っているか確認しておくか、とペラペラとスケッチブックを捲る。まだ買ったばかりである為に沢山残っている紙。…カメラを持って行くのもまた一興かもしれない。後で確認しておこうとスケッチブックの端の方にサラッとメモをすれば咲月のリクエストを聞き入れて。)
「…分かった、作っとくね。…和食好きなんだね」
(彼から飛び出てきたのは和食ばかりで。思わずクスッと笑って仕舞えばそれらをまたメモ書きしておき。渚さんと一緒に分担して作らなければ、とそっと先程の咲月を真似るように顎に手を当ててみて。自分じゃ絵にならないな、と内心苦笑すればそっと手を離し。メモ書きするついで、というのもまた違うのだが軽く絵を描いてしまうのはもう癖みたいなものだろう。猫の絵を描いて吹き出しでメモ書きの内容を読んでいるかのようにする、というのは学校のノートでも良くしたことだ。落書きをしている、と思われないように「重要なことを言わせている」体で絵を描くのは良くあること。耳に入ったのは先程自分がしたような咲月の疑問。それに続くように告げて。)
「…行くんだったら、海翔君もお弁当の中身、リクエスト…あるなら言ってね」
咲月君〉
(笑顔で居なさい、なんて記事は親から受けたことがなかったような気がする。ただ静かであれば良かった、そんな記憶しかない。母親と居る時は自然と笑えていたのだろうか。少し記憶が曖昧で、覚えているのはあまり父親のことをよく思っていなかったというだけ。そんな単純な記憶しかなくて、過去のことなんて思い出すのは苦難なことで。今こうして優しい人達に囲まれているのなら過去なんて振り返らなくていいのかな、なんて考えてしまい。咲月の柔らかい笑顔を見ているとなんだか和む。その他にも皆はよく笑っているから、自分とは違って和み要素が豊富だ。そもそも和み要素というのが自分にはよく分からないが、まぁ良い。こうやって大勢の知らない人と暮らすのも経験だ。幸いあまり危ない人は居ない。何を考えているか定かではない人は大勢いるけれど。)
「…桃華さん早く帰ってこないかな」
(彼女が帰って来ればケーキを食べることが出来る。それを楽しみに待っていようか、なんて思えば表情を緩ませて。甘い物の効果は絶大で、表情の薄い彼女であっても頬が緩んでしまうのは仕方がないこと。パタパタと椅子に座ったまま子供のように脚を動かして桃華を待ちながらハンカチを受け取った相手はゆっくりと頷いて。…頼られることは少なかったのだ、少し頼ってくれるだけでも嬉しいのに彼の気遣いに感謝することにして。)
「…うん。…頼って良いよ。…多趣味なの、案外色んなとこで役立ったりするから」
(自分の個性を活かせるとは思わないが、先程と同じように少し笑みを浮かべながら肩を竦めれば今となっては多趣味に感謝しないといけないな、なんて考えてしまって。ただ暇潰しをする為に色々なものに手を出したのがまさか経験という形になるとは思わずに過去に手を出した自分に感謝しなければいけないな、と考えて。)
咲月君の背後様〉
( / いえいえ、此方もレス遅くなることがありますので全然お気になさらないで下さい、!
消えちゃうことも当方良くありますので…←)
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