_ おかえり 僕らの虚空屋敷

＞＞黒部
…僕は黒部さんがそばに居てくれないと探し物なんてできません…
だから、僕は黒部さんがそばに居てほしいんです。
どんなに見えなくても、どんなにお荷物でも、どんなに迷惑でも…
黒部さんが居てくれないとダメなんです。
（頭を撫でながら微笑み）

＞中島
っ、中島くん…ｯ
傍に、居させてください…っ(ポロポロ涙零しつつ)
好き、です…

＞＞黒部
嫌です…なんて言うわけないでしょう？
勿論です
ふふ…僕は、愛してます、ですよ？
（優しく涙を拭いながら）

＞中島
ん…私も、です
中島くん、愛してます(ふわりと微笑み)

＞＞黒部
…
（あまりの可愛さに顔を赤くし無言でキスをして）

＞中島
んぅ!?(ビクッとし)
中島くん…？(キスに驚き)

＞＞黒部
え、だって僕から愛すっていったじゃないですか
（わざと驚いたように）

＞中島
え、ぁ…そ、うですけど…
急だったのでびっくりして…
(ふわりと微笑み)

＞＞黒部
…否定されちゃうからいいです
（理由を言おうと思ったが少し考え、止めて）
…
（無言でキスをして）

＞中島
んぅ、ふ…中島くん…
好き、です…(ふわりと微笑み)

＞＞黒部
…移植して、疲れたでしょう？
連れてってあげますから今日は寝てください
異論は受け付けません。いいですね？
（頭を撫でながら有無を言わせない声で）

＞中島
は、い…
お願いします…(しゅんとしつつ)

＞＞黒部
…よいしょ
（相手の背中に手を差し込み持ち上げ）
声しか聞こえない世界って最初は怖いですよね…
（相手の病室に向かいながら）

＞中島
そうですね…こんなに怖いんですね…
中島くんも怖かったですよね。もっと寄り添えば良かった…(後悔しつつ)

＞＞黒部
十分寄り添ってもらいましたよ…
だから、その分黒部さんにも寄り添いますからね
（扉を開けベットに寝かせ）

＞黒部誠
私は、大丈夫ですから。
中島くんも手術後なんですから無理しないでください
(心配そうに伝え)

＞＞黒部
そうかもしれないけど、見える世界と見えない世界
どっちが大変かなんて明白でしょう？
（布団をかけながら）
黒部さんが寝たら僕も部屋に戻って安静にしています
明日の朝、来ますから
（頭を撫で）

＞中島
は、い…明日…
(無意識に帰って欲しくなくて、服の裾を握り)

＞＞黒部
？
（立ち上がろうとしたとき力を感じ）
…ふふ、分かりました
（微笑んで座りなおし）

＞中島
……少しでいいんです…
傍に居てください…(小声で)