_ おかえり 僕らの虚空屋敷

･･･もう、何なの
(イライラした口調で相手に背を向け)

＞中島
っ…ごめんなさい。
とりあえず、明日でいいですか？
移植が終わったら全て終わりますから…
(悲しそうに意味深に伝え)

＞＞黒部
…何それ…
もう移植なんてしないから
（不安そうにため息をつき）

＞中島
なん、で…
…分かりました。移植しなくていいです
その代わり、きちんとしたパートナーを見つけてください。
ちゃんとした専門知識のある、中島くんをしっかり支えてくれる方を…私では力不足ですから…
(泣きそうになりつつも、相手を思い離れようと考え)

＞＞黒部
違う…どこ行くの？
（相手の腕をつかみ）

＞中島
…さぁ
そうですね…君には迷惑かけない、何処か遠くへ…
(遠くを見つめ)

＞＞黒部
！？
…こっち見て。黒部さんの目に僕を映してください
（少し黙り）

＞中島
…中島くん…
ごめんなさい…私では君を支えきれません…
(目線を下げ)
…中島くん…ん…
(キスし、睡眠薬を口に流し込み)

＞＞黒部
ん…？何入れたの…？
ぜった、い…離さない、から
（相手を引き寄せ腕でホールドして）

＞中島
…ただの睡眠薬、です
おやすみなさい、中島くん(優しく頭を撫で)

＞＞黒部
ね、…なん、で
なんで…行か、ないで…
ん…行かせ、な…い
（朦朧とする意識の中で腕だけに力を籠め）

＞中島
…大丈夫、何も怖くないですよ。
おやすみ、愛おしい人…(頭を撫で)

＞＞黒部
ん…
（睡眠薬には勝てず寝てしまい）

＞中島
…(ゆっくり頭を撫で、目に焼きつけるかのように相手を愛おしいそうに見て)
どうか、彼が幸せになりますように…
(おでこにキスし、タクシーに乗せて病院へ行き、自分の目を相手に移植してもらって)

…っ…こんな世界に、彼は居たんですね…
(相手とは違う病室で呟き)

＞＞黒部
…
（移植時の麻酔が効いていて）

＞中島
…これから、どうしましょうかね
1人で生活するにもむずかしいですし…
とりあえず、皆さんに伝えないと…
(1人病室で呟き)

…中島くんは、もう起きたでしょうか…？
(心配そうに)

＞＞黒部
ん…
（やっとおき）
…？
（寝ぼけて見える世界にはてなマークを浮かべ）

＞中島
ぅわ…っ
こんなに、見えないって怖いんですね…
(ベッドから落ちかけ)
っと…こっちが中島くんの部屋、かな
(扉の前までどうにか行くが開けようとはせず)

＞＞黒部
あれ…僕は何を…？
……！？
（重たい瞼をこすると今度こそ見えるということに気づき）

＞中島
…はぁ…
彼は私になんか会いたくないです、よね…
ぅわっ!?
(部屋に戻ろうとし、相手の病室前で転び)