【 全てはエンドロールに名を残すために ／ 人数制限有り 】

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（ジリリ、と甲高い音を鳴らす朝5時の位置に秒針がある目覚まし時計。お嬢様の朝は早いらしい。早起きは苦手だったものの最近はこのような時間帯に目を覚ますことが日常になってしまったようで、むくりと起き上がっては女の子なら誰もが憧れたであろう天蓋ベッドからネグリジェを着た姿を露にする。クローゼットから取り出したベージュのトレンチコートの袖に腕を通し、大人に背伸びをした5cmヒールのショートブーツを片手にそっと開けた大きな窓から外へと一歩踏み出す。街一番の大きなお屋敷だが自分の部屋は一階のため怪我をする必要もなく、且つ父親に見付かることなく外の世界に行けるのだ。大人に背伸びしたショートブーツを履いては少し慣れていない様子でコツコツと響かせ、大きな門から一歩外へ歩めばお嬢様からごく普通の女の子に大変身。やはり、この季節だからかネグリジェにトレンチコートだと寒さは凌ぎきれずはあ、と両手に息を吐く。夜は明けたものの未だこのような時間帯のため辺りは薄暗く人が居るような気配もしない。だが、この薄暗い辺りに似合わずぱっと表情を明るくさせては、今日は何をしようかなあなんてドキドキが収まらず思わず頬を緩ませる ）＿＿＿...行き先は何処にしようかしら。行きたいところがありすぎて、迷っちゃう。


（／ 此方からも絡み文の投下を失礼します。遠慮なく絡んでくださいませ...！ ）