(元気よく本丸を出る彼の背中に手を振りつつその姿が見えなくなるまでそこにいて。そうしていると門の周りを掃除していた南泉に“息子が心配か?”と冗談交じりに言われては適当にあしらい離れに戻り、先に米を炊くことにして。米を洗い、炊飯器に入れる間も野菜を切る間も彼のことで頭がいっぱいで)