そうだな、そうしようか。 (今の彼は小田原までの記憶しかないために、本丸内のことはもちろん知るわけもなくその方がいいだろうとお願いに頷けば食器を重ねて挨拶をしては立ち上がり厨に食器を運んで。まずは自身たちの住む離れを案内してから庭の方を案内しようと思えば抱き上げて“まずは俺とお前が住む離れに行こうか”と微笑み)