東藤 慧 2018-11-11 18:31:31 |
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あ、はい……。…え、なん…?(暫しお互い無言のまま向き合っていると、明らかに呆れられたかのような溜息を吐かれたかと思うと、あっさりと別れを告げて店内に入る後ろ姿を呆然としながら見送って。改めて、この数分間の出来事は一体何だったのかと狼狽えるが、流石に今日はもう出歩く気分ではなくなり、帰ろうと踵を返すも先程のお兄さんが気になったままで。このお店の店員だったのか客だったのかまではわからないものの、お店の名前を確認してはネットで検索をかけ、なんとなく言われた通りに人通りの多い道を選んでその日は帰宅した。)
・・・、(別日。仕事の帰り道にスマホを触っていたところ、以前調べたバーのページが開きっぱなしになっていたことに気が付く。前回調べた際に、そのバーが特に紹介制でないことや、色んな面で敷居が高いわけではないことは把握済みで。どうせこの後の予定とかもないし、ちょっと寄ってみようかなという軽い気持ちで、前回よりは早い時間帯に繁華街へ赴いてはお店へと辿り着き。初めて入るお店に少し緊張しながら扉を開けて店内に入ると、外とは違うバーならではの静かさにホッと息を吐きつつ、どこに行くのが正解だろうかと店内を見渡して。)
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