悪魔 2018-11-04 19:58:34 |
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大好き、ですか…。カルマさんは出会ったときから私に優しくしてくださいますね。嬉しいことですが、なぜ私を?…ただの人間のひとりですよ?
(人間を恨んでもおかしくないのに嫌いじゃないという彼。長く生きてきた彼だからこそそれだけ不当で酷い扱いを受けてきたはずなのに人間を理解してくれている。身勝手に彼らを悪魔と言って消そうとする人間のことを考えると胸が痛むが、そんな人間の一人である自分を彼は大好きだと言う。他者に優しく真面目に生きようと心掛けてはいるものの特質した魅力はない。魅力でいうなら顔立ちも纏う空気もきれいな彼のほうが溢れているように思え不思議そうに見返して。答えを待ちながら残りのシチューを口にすると続く問いかけにゆっくりと口の中のものを飲み込み目を伏せると数秒沈黙する。───会いたい、そう思うが、それが許されないことは神父だからこそ重々知っている。神の教えでは人は死んでも深い眠りにあるだけで望めばいつでも傍に感じることができると言う。そして本当に会えるのは自身が生を全うし死を迎えるときだと。自分はそれを信じているし、故人に会うよりもこれからの出会いや今あるものを大切にしたいと思っている。ただ、悔いるとするなら、あの日愛するものを守れなかった自分の無力さだ。もう二度と、愛するものを失いたくないし、次失った時自分に耐えられるか、考えるだけで恐ろしかった。空気はそれほど重たくないはずなのに、口が中々開かない。速く答えねばと思った時、静かな空気を裂くように彼が立ち上がり、それに合わせて視線を上げれば皿を手にキッチンへ向かう彼を目で追う。彼は──悪魔である彼は自分の持つ影に勘付いているだろうかとふと思いながらも、いつもの雰囲気に戻る彼に合わせてこちらも微笑めば、林檎を食べて良いか問う彼に「どうぞ。」とすすめた。自分もシチューを食べ終え皿を片付けると林檎を一切れとりシャクリと半分かじる。口の中に広がる甘酸っぱさに口元を緩ませ、残りの林檎も食べたところで彼を見て「…そう言えば今日はどうしますか?泊まっても全然構いませんが、お帰りになるなら送っていきますよ。」彼が泊まるのは一向に構わないしむしろ嬉しいくらいなのだが、連日引き止めるのも悪い。彼の住む場所は想像できないが、友人をひとり暗い夜道で返すにはいかないと、やはり当然のように彼を人間と同じように見た発言をした。)
(/あけましておめでとう御座います!リュカ共々カルマさん、背後様に巡り会えたこととても幸せに感じております。よろしければ今年もお付き合い頂けると嬉しいです。文章の乱れの激しい背後ですがよろしくお願いいたします!
ちなみに今回の神の教えですが、講義で聖書の中身をかじったことはあるのですが、背後が無宗教なのでほぼテキトーです…。異なる部分があると思いますが軽く流して頂けると助かります/汗
そして「デュラララ」知ってますよ!と言っても原作は読んだことがなくアニメしか見たことありません/汗 アニメは結まで見ました。正直話の内容がうろ覚えの部分もありますがOPも格好良かったですし面白いですよね!!当時は毎週楽しみでしたー/笑)
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