悪魔の囁き

悪魔の囁き

悪魔  2018-11-04 19:58:34 
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…嗚呼、神父様。

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  • No.72 by カルマ  2018-12-27 22:59:37 

────自惚れてもいいのに。
(少し照れくさそうにはにかんだ彼の表情を思い浮かべ、湯気の立つ身体に貸してもらった服に腕を通した。当然、胸の苦しくなる原因は彼で自分が思っている人も彼の事だ。だが当の本人はまだ自分に好意を向けられているなどきずいていないのだろう、もどかしくも焦れったい気持ちを込めて上記の言葉を呟いていた。着込んだ服は彼のもので少し大きめの服は自身の体には随分と余裕がある、袖が少し余ってしまいだらりと手元を隠しているがそれほど気にせず脱衣所を出れば、ソファーに腰掛けて丁度のタイミングで扉が開く。何処と無く嬉しそうに微笑む彼を疑問に思いながら首を傾げるも次の言葉に目を輝かせた。彼の食事を口にする迄人間の食事に一切の興味を持っていなかったが、今は彼との食事は密かな楽しみになり、外の空気でひんやりと冷たくなった彼の両方の頬を両手で包む様にシャワーを浴び熱を纏った掌で温めた。──おかえり。目を細め微笑みながら彼の目元に軽く唇を当てて直ぐに身を離す。上機嫌に尻尾を揺らしながら、テーブルの上に置かれた籠を除きつつ作られるであろう夕飯への期待を積もらせ彼へと振り返る。「俺に似合う服を見繕ってくれるんでしょ?、リュカと初めてのデートだね。」デートという言葉を強調しながらにんまりと笑みを浮かべた。明日は町へと繰り出し自身の破損した服を彼が選んでくれるのだ、人間の多く集うその場所で翼と角は目立つ。もし悪魔ばれた場合彼に迷惑もかかるだろう、翼は隠すことが出来るが問題は角だ。角の調整は難しく最悪帽子を被り隠すかと考えながらゴロリと転がってきたそれに目線を移した。赤く、食欲をそそられるその色の果実に妙に興味が湧いた。片手でその中の一つを摘めば彼の元へと「これどうしたの?」爽やかな香りを漂わすその林檎を持ち上げた。)

(/神父様背後様のおかけで、体調の方ももう完璧に感知致しました。この時期の寒さは体に堪えるようでご迷惑をおかけ致しました。やっと、リュカ様に絡めて心も暖かくなり、また今後ともよろしくお願いします!!)

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