悪魔 2018-11-04 19:58:34 |
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(大丈夫、暗く遮っていたはずの視界が彼の手で開かれていく。根拠など無いのだろう、唯自分を信じているから言えるその言葉は細くギリギリだった理性を打ち切るのに充分なものだった。抱き寄せられ自身が相手の身体に埋まるこの体制のまま後ろに体重をのせた、相手を押し倒し地面に手をつけば荒い息と少し嗄れた声で小さく呟く「…大丈夫だなんて、リュカは俺を信用しすぎだ。俺がお前を殺す可能性が無いとは限らない…なのにお前はッ!」如何して自身を悪魔を信用するのか、そう続けるつもりだったその言葉は出てこなかった。クラりと視界が歪む、限界だ腹の虫はもうずっと雄叫びを上げている。手を握りしめると、地面の土が指に食い込むそのすぐ横にのぞく彼の白い首元にその少し浮かぶ細い血管に、ごくりと喉がなって仕舞う。相手を誤って殺す訳にはいかない、ほんのちょっとほんの少しだけ自身にそう言い聞かせながらその首元へと牙を向けた。彼の繊細な肌を突き破りゆっくりと侵入していく、それに合わせて吸い込むと彼の甘くトロリとした血液が流れ込んでくる。口の端から赤いそれが垂れるも一向に気にせずただ目の前の、彼のくれた第3の食事に集中していた。溜まっていく魔力と鮮明になっていく意識にハッとい息を着けばそっと牙を抜いた、傷口から流れ出る最後の血液を舐め上げ彼の安否を確認するために目線をあげる。「…ごちそうさま。大丈夫?痛くない?」眉を下げ申し訳なさが滲んだ表情で声をかけた、くっきりと着いた2つ穴の傷口を指で優しく撫でながらあとにひくはずの痛みを和らげるように数回キスを落とす。彼の同意の上での行動だったが彼を傷付けてしまった事も事実でありまた彼に助けられた事も今までも含め何度目だろうまたしても心を締め付ける愛おしさに先程彼にされたように自身も彼を優しく抱きとめ続く様に相手の頬にキスを落とした。)
(/今回リュカ様の血液を頂きましたが、人間の血液を第3の食事とさせていただきます。魂、憎悪の塊、血液と血液を取り込むことで魂に近い生気を頂くという形でございます!これを一応報告させたいただきました!!此方も蹴り可ですので、またご要望などの際はお呼びくださいませ!!!)
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