悪魔 2018-11-04 19:58:34 |
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(自分はソファーで寝るつもりだったんだけどなと思うが彼の暖かく心地よい翼に包まれて横になればすぐにそんな考えは吹き飛んでその温かさを甘じて受け入れる。その温かさは彼自身も気が付かない優しさにも思えた。まどろみへと誘われる中、先程の彼の自傷気味な表情と言葉が思い浮かび胸を小さな棘を残して、彼をもっと知って彼の心に光と灯したいと願う。それは他者へ向ける気持ちと同じで神に仕える者として当たり前の心情のはずなのだが、なぜだか鼓動はいつもより速く波打っているように感じた。その正体を知ることは今はない。)
(翌朝、まだ空の白むころ、いつもより温かなぬくもりから目覚めたくないと体が拒むがそうも言っていられない。時間は守らねばとどこかあどけない表情で眠る彼の頬を軽く突いてから起こさないようにそっとベッドから抜け出る。昨夜もらった薔薇は不思議なことに全く萎れていなかった。彼の力なのか分からないが大切にとっておくために空き瓶に入れて蓋をすると羽根がしまってある小箱の横にそっと置いた。それから彼を見て目を閉じているのを確認するとカソックへと着替え、目覚めの祈りを捧げてから「行ってきますね。」と口元だけ動かして寝室を後にした。それからテーブルに畑で取れたりんごから作ったジャムとパン、ヨーグルトとポットに紅茶を用意し─少しですが良ければ召し上がってください─と書き置きを残して教会へと足を運んだ。)
(さて、夜明けの礼拝を終えて家路に着く人々を見送っていると此方に近付いてくる男がいた。その身なりからただの人でないことが伺えて少し身構えるも警戒心はさほどない。そして悪魔祓いだと明かされこの近辺で悪魔の気配を感じたのだと言う。また自分からも悪魔の匂いがすると言われた。《何か知っているんじゃないか?》そう凄まれたが気付けば何も知らないと首を横に降り否定していた。彼は、カルマと名乗る悪魔は人の魂を食したことがあるだろう。世は彼を抹消すべき存在だと判するに違いない。だが思った。消えてほしくないと。もしかしたら自分のこの判断で目の前の悪魔祓いに危険が及ぶかもしれない。それでも悪魔祓いの問いかけに自分は頑なに口を閉ざしていた。しかし気が付かなかった。悪魔祓いが使い魔を従えて自分の傍に忍ばせて彼との会話を盗み聞き“名前”を得ようとしていることに。そんなことも知らずにこの後彼と会ったとき自分はためらわず彼の名前を呼んでしまうことだろう。)
(/ドロドロとした雰囲気やグロには耐性あるので血は平気ですよ!設定も大丈夫なようでよかったです。有難うございます!!そして、展開についてもわがままを聞いてくださりほんと感謝感激です…!主さまのトピなのにでしゃばりですみません/汗 そして早速後半に展開入れさせて頂きました。今回つけた設定と致しましては、悪魔祓いは悪魔の気配や匂いを多少なら感知できる。使い魔を従えている。でしょうか…。悪魔祓いの性格や口調、戦い方などは決めておりませんので必要であればどんどん自由に動かしてやってください。多少の食い違いが出てしまうかもしれませんが展開をスムーズに進めるために1つのキャラを主様と二人で動かしていけたらと考えております。詳細あやふやな上に今回カルマくんとの直接的な絡みがなくて申し訳ないです。ご無理と言わずこちらがわがままを聞いて頂いているので何でも申し付けください!こちらは何でも自由でOKなアバウト人間なので気軽に何でも設定を盛り込んで頂いて大丈夫です!!)
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