悪魔 2018-11-04 19:58:34 |
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(再び手を取り小屋の中へと導かれる。そのままベットの前まで連れていかれ、彼は毎日の日課等だろうなれた動作で目を瞑り、髪へと祈りを捧げている。それらを横目に見ながらも目を瞑ったその顔に見惚れていた。手を組み祈りを捧げるよりもそれは神という自分とは相容れぬ神、そんな祈りを捧げる彼を見て自分とは真逆の存在ということをしらしめられている、とそんなふうに感じてしまう。バツが悪そうに手元の薔薇へと目線を傾けると、手をすくい上げ口元を近ずける相手、少し固まりかけていた血は黒く、闇の色へと手元のこの薔薇と同様にリュカのことを染めあげることが出来るのではないか、そんなことを考えていた。都合よく近ずけられたその薄い口元に、自分の指を食い込ませる。相手の舌をなぞるようにゆっくりと指先を動かし、相手の口内を侵略した。温かく、柔らかな感触に、ツキリと痛むその傷口は固まっていた血液を溶かしていき相手の口の中へと流れ込んでいく。「…この薔薇のみたいに、貴方もすんなり闇に染まってくれればよかったのに。俺の血で肉で、貴方が闇に堕ちるなら幾らでも捧げる…だから。」間違っているのは分かっている、自分の血を幾ら捧げた所でこの薔薇みたいにすんなり堕ちないことなど自分がよくわかっている、指を抜いてそのまま、相手をベットまで引っ張ると無理やり其の上に座らせた。自身はそんな彼にまたがるように体制になり、相手のかかっていた前髪を優しく髪を払えば、露わになった目の上の額に唇を落とした。「神なんかより、俺に祈れよ。俺の方が、あんたの望みをなんだって叶えてやれる、あんたが望むものをなんだって与えてやれる……。」相手の頬に手を添えて無理矢理見上げるように仕向けると、相手の口の端に付いた自分の血液を舐めとるように口ずけを、彼の返事はもう分かっている。否定される事など考えなくともわかるのに言わせたくなかった。悪魔は傲慢だ欲しいものはどんな手段を使っても手に入れるのが当たり前なのに、彼だけはこのままの姿で気高く、清く美しいくいて欲しいだなんて。矛盾を抱えたまま深くキスをした。)
(/何度も何度もお優しいお言葉ありがとうございます。ほんとに、感謝、感謝しかございません。此方としてとっても勿体ないぐらいにかっこいい神父様のキャラには毎回胸を打たれています。受けっぽさなどお気になさらず、気高くお美しい神父を見させて頂いているだけで満足ですので!(笑)お返事の方少し遅れましたが載せておきますね!!)
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