悪魔 2018-11-04 19:58:34 |
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(泊まってくれる様子の彼に嬉しそうに微笑めば、こちらの食事の心配までしてくれることにやっぱり優しいと警戒心は更に薄れていく。料理を全て平らげたどたどしく美味しいと言ってくれることも心が暖かくなるがやはり人のものを食べて大丈夫なのか無理はしていないかと心配になったりして。それを聞こうとする前に彼は気を遣ってなのか、止める前に外へ出ていってしまうと「寒いから中で待っていても良かったのに…。」と少しの寂しさと心配を滲ませた独り言を零していた。後を追おうとも思ったが一人になりたいのかもと思い留まって、自分の食事と諸々の片付けや身支度をさっさと済ませ寝床の準備に取り掛かる。流石に普段自分が使っているベッドをそのまま友人である彼に貸すわけにもいかない。タンスにしまってあったシーツと枕カバー、毛布を取り出し、今のものと変えて整えるとふぅと一息ついて。格好は普段着ている黒いカソックから部屋着として着ている白いトゥニカを模した肌を覆い隠す長袖のワンピース状のものに着替えていた。それに大きめの黒のストールを羽織り、彼を呼び行こうと外へ出る。しかしすぐに見つけることが出来ずに庭へと足を向ければ、そこにいた。月明かりに照らされる漆黒の翼に、白い艷やかな肌。優麗な姿は彼が華奢なのもありやはり儚く見えた。何を考えているのだろう。すぐに話しかけることが出来ずにいたが暫くしてゆっくりと後ろから近づいて。「カルマさん、おまたせしました。準備できましたよ。」彼の持つ、この庭には咲かないはずの黒い薔薇が目に止まり何か言おうと口を開きかけるがその時は何も言わずに、また彼を家に招いたときと同じように手と取ると寒いから早くと言うように小屋内へ導きベッドの前まで連れ立って。「あの、お祈りだけ先にさせて頂きますね。」そう言うとベッドの前に跪き、両手を握り込むように合わせて今日に、そして彼とまた時を共にできたことに感謝と明日への祈りを捧げた。ゆっくりと目を開き立ち上がると彼に向き直り、彼の持つ薔薇へと視線を落とす。「これ、どうされたのですか?…黒い薔薇、初めて見ました。……あ、指、怪我されてるじゃないですか。」恐れることはせず物珍しそうに問うも、彼の指から僅かに血が滲んでいるのに気がつくとすぐさまその細い手をそっと掬うように取って、先程彼がしてくれたようにその指先に口元を近づけて…。)
(/いやいやもうカルマくんの戸惑いや影が見え隠れするのがツボでして…本体はやられっぱなしです!!優しいだけの神父じゃないところを今後見せられたらと思いますが…自分でも謎です汗 攻めっぽさなくても大丈夫ですよ!むしろこっちが受けっぽさ今の所あまり出せてなくて申し訳ないです…。攻めを精神面でしっかり支えたい!でも心意気は受けです/笑 こちらもご指摘ありましたらばしっと申してくださいませ!!)
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