悪魔 2018-11-04 19:58:34 |
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ふふ、おかしなことを言いますね。本当に危ない人はそんな忠告はしませんよ。
(指を噛まれてその痛みに少し表情を歪め片目を瞑るが、手を引っ込めることはなく彼の長い舌に傷口を絡められる感触を感じながら、小さな整った口元が離れていくのをしげしげと眺め。一息置いた後小さく笑いを零し既に血の止まりはじめている指で彼の頬を軽くトンと突いてみては、指を噛んだのも彼なりの警告をするための優しさなのだと悟りまた微笑んで。ただ彼が教会で男にすぐに刃を向けたあたり其処は注意しなければならないと少し思う。人が人を傷つけるのは怒りや憎悪、嫉妬…もしくは歪んだ愛情。大半は何かしら意味を伴うが、では彼が先程男を傷付けた理由はなんだろうと今になって疑問が浮かぶ。悪魔といえど彼が理由もなしに人を傷つけるとは考えづらかった。例えば、契約のため。しかし噂や彼の話を聞く限り、彼は人間の望みを聞いて、あの黒い塊を食しているだけである意味利害の一致であり、人を傷付けているとは言いづらい。それで悪魔は悪だと祓って毛嫌いするのなら人間こそ身勝手で傲慢な生き物に思えた。そこまで考えたが結局彼が男を傷付けた理由は分らずに、不意に近付いた距離に目を瞬かせる。近付いたことでより彼の長い睫毛と整った鼻筋が目にとまり気恥ずかしさに目を一度伏せてしまうが、首元に回された腕により力が込められては目を開きどこか辛そうな、もがき苦しむような彼の姿にはたとなる。彼が何を想いそんな表情をしているのか。彼の存在は確かにここにあるのになぜだか酷く儚く見えた。回される腕に応えるように此方も両腕を彼の肩辺りに回すと片手を上へとずらしそっと自分の肩口に彼の頭を預けさせ、そのまま優しくあやすように柔らかな髪を撫でる。やはり彼の体温は人より冷たく感じたが構うことなく自分の体温を移すように暫くそうする。何だが子供のような、いい匂いがするななんてぼんやり考えながらゆっくり身を離すと彼の端正な顔立ちを覗き。「今日は泊まっていきます?もう遅い時間ですし…。」彼(悪魔)に夜遅い時間の概念があるかは知らなかったが、何となく寂しそうに見えひとりにしたくないと思った。彼は眠るのかなと色んな疑問を脳内に飛び交わせながらベッドは1つしかないし、自分はソファーで寝ればいいかなと既に彼を泊まらせるつもりで思考を巡らせていた。)
(/自分もやったこと多々あります!お気になさらずに!それよりもいつも格好いいカルマくん有難うございます。つい可愛がりたくなってしまいます/笑 駄文しか書けない本体ですがまた質問や相談ありましたら参上させていただきますね!)
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