Cafe＿ Wonderland ／ 指名無登録

>>芋虫

(装飾で賑わいを増した店内は、普段であればもっと落ち着いているのだろうか。ハロウィンが終わればクリスマス仕様に変化するのか。めいめい考えての凝らされた工夫を眺めるのは昔から好きで当然今も愉快な気分に揺すぶられ。南瓜の自然な甘みは人工甘味料よりずっと愛すべきもの「来た！はー……、思った通り美味そう」切り口一つ見ても上品な仕上がりは流石プロのなせる技だと相手の顔を好奇の目で眺め。問われた質問にフォークを持つ手を止め「イベントは何でも浮かれるかな、まあこの歳で仮装はしないけどさ。それに万聖節は大事な日だろ？」へっへっと擬音で表現出来そうな笑みを浮かべ口に運ぶや否や美味えと遠慮無しに声を上げ)

>公爵夫人　

うん、可愛いのたくさんあったから迷っちゃった。やっぱ買い物って楽しいよね。
(　彼からの問いに満足そうな表情でこくりと頷けば先程買った服を思い出しては無意識に目を細めながら口角上げて。しかし己の問いに対し彼が少し黙ったことに不思議そうな表情でじっと見つめるも答えにへえ、と相槌を打ち。目の前に広げられたメニューに目を通すと「　ショートケーキ食べたい！　」と勢いよく指を差して。　)



　

> セオドラ

＿＿ンだよその目は…。
( お菓子を喜んでくれるのは嬉しい、が。己を見詰めるその瞳の奥に潜む好奇心は些か危険を覚えると言うもので、ひく、と口角をひくつかせ呆れたような眼差しを向ければ片手をしっしっと動かし「早く食っちまえ」と急かし。確かに季節季節に与えられたイベントは大切な気がしないでもないが何せ面倒が先に浮かぶ性分なのだ、顎に片手を添えうーむと考えるもやはりパッとしなければ「ま、ゆっくりしていけよ。何かあれば呼んでくれや」と適当にこの場をやり過ごそうと試みて )

> シエル

もし次があるのなら、貴女の買い物をエスコートしたいですね。
( その表情から疲れこそは確かにあったかもしれぬがそれ以上に幸福感を得た事がわかれば良かった、と言うように一度頭を縦に動かし冗談か本気かクスリと零した笑みと共にそう伝え。返って来た要望はショートケーキ。「本来ショートケーキは別の店員が作るのですが今日は特別、私が作りましょう。せっかくお近付きになれたのですから」ちら、と背後に視線を向けて一つの目配せをすればすぐにその視線を相手へと戻しつつ"特別"を強調すると共に若干やり過ぎなような言葉を連ねていき )

>>芋虫

見た目より手先器用っぽいから見てた。家でケーキ切ってもこうは綺麗に出来ねえんだよなぁ…
(急かされ漸く視線をケーキへ移す間、正直者の口から正直な理由が出て。「皿に乗せようとすると横に倒れてばっか。これいつも悔しい」口腔内でほろりと崩れる時同時にしっとりとした食感も感じられる、味のエンターテイメントを満面の喜びをもって味わい尽くし。「何だ、俺面倒？此処禁煙だったりする？」食事の後はコーヒーとニコチンが欲しくなるらしく、胸ポケットから愛用の煙草を取り出し歳の割に無邪気さが抜けない調子で箱をカタカタ揺らして)

>公爵夫人

あはは、それ本気で言ってるの？本気だったとしても荷物持ちになるだけだと思うけど。
(　一瞬言葉の意味を理解出来ずに目を丸くし正にきょとんとした顔で何度か瞬きをすればようやく理解が出来た様で口を開けながら笑って果たしてそれは本気か、それともただの冗談なのか、と頭の中で考えながら手をひらひらさせ。「　へえ、それは嬉しいなあ、特別かあ。　」と“　特別　”という言葉に素直に嬉しそうな顔をしてショートケーキが出てくるのを待ち。　)



　

> セオドラ

へぇ、アンタもケーキ作るのか。生地に若干油でも混ぜてみろよ。
( 己もそうかもしれぬが相手もまたお菓子を作るようにはあまり見えない為にその顔をまじまじと見詰めるも困っているならアドバイスの一つくらいはしようか。「横に倒れンのは慣れだな。パウンドケーキなら最初から切って出せばいい」前者はアドバイスとして妥当なものであるが果たして後者に続くそれはどうであろうか、最早投げやりに聞こえてもおかしくはないかもしれない。＿＿と、視線の端に映るは胸ポケットから取り出された煙草の箱で。自身は喫煙者だが此処には煙草の煙を毛嫌いする人が丁度居る。「客に面倒も何もねェよ。禁煙ではねェが……ま、いーか」ヒラヒラと赤いドレスの裾を閃かせ動き回る従業員の一人の姿を思い浮かべすぐにやめればもう何でもいいと言うように片手を閃かせて )

> シエル

女性の荷物持ちなら光栄でしょう。
( どうやら相手は年齢の幼さに比べて随分と言葉遊びが出来るタイプのようだ。わざとらしく肩を竦める事で話を終わらせては"特別なショートケーキ"を出すべく一度キッチンへと姿を消して。それから数十分、真っ赤に色付く大ぶりの苺を真ん中に乗せたシンプルではあるが生クリームの白が輝くショートケーキを片手に相手の座る席まで戻って来て。「＿＿お待たせしました。中の苺、少しだけ増やしておきましたからね」それを目の前に置くタイミングでパチンと一つウインクをすればごゆっくり、とでも言うように会釈をして )

>>芋虫

へええ！油を混ぜる。さっすがプロは発想が違うじゃん
(四十路前でも未知はあるらしい、心底驚いた事が持ち上げられた眉で存分に語られ。「作るっつーか、買って切るだけ。んでもソレ聞いたからチャレンジしてみるわ」さあ最初は何から取り掛かるべきなのやら、思考巡らせていればパウンドケーキの切り方に対するアドバイスを与えられ「習うより慣れろって？おっしゃ頑張ったる」その頑張りがいつ訪れるかはさておきやる気の炎はめらめらと燃え。甘さで口が支配されるのはそう得意では無い為ブラックコーヒーを追加注文、許可されるがままに１本抜き箱を相手へ向け「ん、あんちゃんもどーぞ」口に咥える時は大人しくなるらしくぼんやりした目を何処へとも言えない方角へ向け息抜きタイムをちゃっかり満喫)

> セオドラ

俺も詳しい事は知らねェよ。菓子作りに興味があンなら赤の女王にでも聞け。
( 先程からプロ、プロ、と言われてはいるが専らお菓子作りは専門ではないのだ。ゆるり首を横に振りそれ以上の追求を避けると後ろで別のお客さん相手にハートを飛ばしている従業員の一人、赤の女王を顎で指し示しつつ「ま、頑張れ」と相変わらず気持ちが篭っているかも怪しい応援の言葉を返して。追加注文に煙草とは丁度いい。「悪ィな」差し出された箱から煙草を一本抜き取ればそれを口に咥え一度キッチンへ。すぐ様湯気のたつブラックコーヒーを片手に戻って来れば煙草の存在に目敏く気が付いた赤の女王の視線に苦笑いを浮かべつつ「テラスに場所変えねェか？」と提案を持ち掛けて )

>公爵夫人

わ、凄い…！いただきまーす！
(　待つこと数十分、出てきたショートケーキは本当に美味しそうで更に何時もよりも一回りくらい大きな苺が乗っており目を輝かせながらパン！、と勢いよく手を合わせ一番最初に上に乗っている苺を刺して一口ぱくりと食べ。ケーキも一口食べると彼の言う通り苺が沢山入っていて「　美味しい！店員さん作るの上手だね。　」と一言感想を言えば再びケーキをリスの様に口いっぱいに頬張りもぐもぐと口を動かし。　)



　

>>芋虫

りょーかい。あの赤い姐ちゃんに訊けば俺もパティシエになれるとかって
(視線を追い振り返ってみれば鮮やかなドレス姿が。客層によっては大変喜ばれるであろう接客スタイルに嫌味は無い笑いが込み上げひっそりと弓形に唇緩ませ。「あいどーも」熱血漢とは思えない声援には歯並びを見せておき、自分で作って自分で食べる事が虚しい事実には気が付いておらず。周囲に未成年が居ないかそれとなく確認した後再びぼんやりタイムに浸っていれば香ばしいコーヒーの到着が。苦笑いの理由を確かめるよりコーヒーに興味が集中して最高の組み合わせに目が輝くもテラス席を提案されたからには素直に従うべき「おっ、良いね！誰かを肺癌にするのはちょっとな」ウェストポーチを手に煙草は口から外してガラス戸の向こうへと移動)

> シエル

そんなに急いで食べては喉を詰まらせてしまうよ。
( リスの様に口いっぱいにケーキを頬張り幸せそうな笑みを浮かべるその姿は料理人冥利に尽きると言うもので、まるで妹でも見るようなそんな微笑ましい表情を浮かべれば一先ず仄かにレモンの味がするレモン水をケーキ皿の横に。それから店員さんと言う呼び名に首を横に振れば「私の名前は公爵夫人。お好きにお呼び下さい」と自己紹介を。続けて「お嬢さんのお名前は？」と相手の名を問うて )

> セオドラ

( 食べ掛けのカボチャのパウンドケーキ、ブラックコーヒー二つをお盆に乗せ相手の後ろに続きテラスへと出ればほんの僅か冷たくなった風が体にぶつかり小さな身震いを。それでもまだ夏は終わったばかりなのだ、これからますます寒くなると言う事実はひたすらに頭を悩ませるばかりで。少しでも日が当たる席を選びそこにケーキと珈琲を置けば休憩でもするつもりか席へと腰を下ろしつつ「此処なら好きなだけ吸って構わねェよ」にぃ、と口角持ち上げた笑みでそう提案しつつ「悪ィが火くれねェか？」と口に咥えている煙草の先端をちょいちょいと人差し指で弾きそう願って )

>>芋虫

うー寒っ、ってこれじゃ冬耐えられる自信失くすかんなぁ
(テラス席からの絶景が飛び込んで来たのに秋風の容赦無い攻撃を受けパーカーの袖を無理矢理伸ばし。やばいやばいを繰り返す口の上に位置する器官が刺激されクシャミ一つ。日光で幾分か温もりを取り戻すと何故か気持ちも落ち着くから不思議「おっしゃ！んじゃ失礼して、と」ポケットを探りライターを見つけたが残念ながらガス欠、次にマッチを見つけ出して湿気ていないのを確認。火を求める仕草に反応「おうごめん。何かライターが死亡してるからコレで」シュッと擦り着火したタイミングで煙草へ火を移し、燃えカスを灰皿へ落として染み入るヤニ臭を存分に吸い込み口からリリースを繰り返す間も非常にご機嫌で合間にはコーヒーを啜り)

>公爵夫人　

んん、大丈夫だって。…多分。あれ、注文してないけど良いの？
(　フォーク片手にもぐもぐと食べていると軽く注意されごくりと飲み込むと一息ついてから手をひらひらさせながら大丈夫、と。しかし根拠も何も無い為そっと視線を逸らし。ケーキ皿の横に注文していない飲み物が置かれると手に取りじっ、と眺めてから彼に視線を送り。「　公爵、夫人？ふぅん。あ、私？私はシエル。　」余り聞くことのない不思議な名前に首を傾け繰り返し、次に自身の名を聞かれると己を指差して同じ様に自己紹介して。　)



　

> セオドラ

歳とると寒さが体に染ンだよ。
( 己はもう40代だが相手はまだ少し若いだろうに同じ土俵での感覚の発言を落とすも根にある世話焼きの性分は老若男女問わず発揮されるらしい。「何か羽織るか？」と一先ず確認を。続けて使い物にならなくなってしまったライターの代わりにマッチで灯された火に満足そうに頷けば深く、深く、肺いっぱいに煙を吸い込みふぅと吐き出せば放出された煙は風に乗りあっという間に見えなくなり。煙草と珈琲はセットだと改めて思わされると言うもの。少し濃いめに淹れた泥のような珈琲を一口喉に流し込み息を吐き出しては「アンタ、下の街に住んでンのか？」とカップ片手に世間話でも始めようか )

> シエル

ケーキは逃げませんよ。そしてこれはサービスです。と言っても基本的に飲み物を頼んでいない方には出すんですがね。
( "大丈夫"それは全くもって信憑性の無い言葉でありやれやれと困ったように眉を下げれば今一度ゆっくり食べる事が出来るようにと言葉を重ねて。さっぱりとしたレモン水は甘いケーキに丁度良く合いきっと食欲を促進させる事だろう。「そう、公爵夫人。ですが皆からは基本的に公爵と呼ばれます。＿＿シエル、いい名だ」己の名前を聞くや否や不思議そうに首を傾けるその姿にクツクツと可笑しそうに喉の奥で笑い声を響かせ、続いて教えられた名前を復唱すればその名を褒めつつ相手の目の前の席に腰を下ろして )

>>芋虫

だよな、同意するマジで。
(実年齢を知らない内は内情がどうであれ寒いのは寒いと言わざるを得ない。その代わりに秋らしい風景がノスタルジーを呼び覚まし感傷にでも浸りたくなるような空間で。「いや、あんちゃんこそ羽織りなっ…うえっくじ！」結局甘んじる事になり「お頼み申す」等と頭下げ。甘味と渋味が調和して程良いあんばいになると吸い殻を灰皿に押し付け消火、実りの秋は何処からか熟れた果実の香りがする気がする「うん、職場の近くにね。以前は他所の田舎に居たんだけどさ、仕事求めに来たってな具合」喫煙者同士の世間話は貴重な時間、カップをソーサーに置き「あんちゃん、いや芋虫？はこの辺の出身？」呼び名を探り探りの話題返し)

>公爵

でも早く食べないと美味しさが逃げちゃう気がするから…。サービスなんだ、ラッキー。
(　確かに食べ物が逃げる何てことは先ず無いのだが己の感覚的に美味しさは時間が経つと共に無くなってしまう気がしてケーキをじっ、と見ながらまた大きな口でぱくり。サービスとして出された飲み物を口に含むと普通の水には無い果物の香りが、どうやらそれはレモン水だった様でお洒落だな、と思いながら飲んで。「　なら私も公爵って呼ぼうっと。…え、何か可笑しかった？　」己を見て笑う彼の姿を不思議そうに見つめれば慌てて自身に可笑しな点が無いかと髪型や服装を整え直し。　)