鈴蘭色 / 〆　　

んふふ、やっぱりいきなり猫が喋るとみんな同じような反応をするわね。

(相手が後退りしたのでスタッと地面に飛び降りると相手の目の前に座り、前足を舐め頭に擦り付けて毛繕いをする。まさに自由気ままで相手の様子などは気にもとめず、自分の乱れた毛を元に戻すかのように体を舐めている。いつもの様に自分が喋ると怯えたような驚いた視線を向けてくるので、やっぱりと思いつつ相手の様子を伺って。)

君なんなんだよ…？猫なのに喋れるって…本当に猫なのか？

(目の前にチーシャが座ると汗をかくが一歩一歩と後退りをするのを辞めて大人しくなり。毛繕いをする猫を見ながらも冷静に何かを考えているといろんな質問を考え出したのでそれを口に出して。本当に猫なのかと疑いつつも姿は猫だし…と半信半疑になって。)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

えぇ、私は猫よ。と言っても化け猫だけどね。

(証拠を示すように、隠していた尻尾を揺らして相手に見せながら答える。また、自分に話しかけてくる相手に逃げ出さないとは珍しいな、と上機嫌な様子を見せる。ふと、自分が本当に猫なのか疑う視線を感じると、歩いて近寄って後退りした相手の歩数分距離を詰め「なんなら鳥や魚を取って目の前で食べ見せる？」とニヤリとした笑みを見せて。)

化け猫…？

(チーシャが隠していた尻尾を自分に見せられると本当に化け猫なのだと気付き鳥肌が立って。ニヤリとした笑みを浮かべる相手をさっき後退りした所で動かずにそのまま見て「いや、その尻尾で解りました…」と堅くなり敬語で答えて。)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

遠慮しなくてもいいのよ。

(堅苦しい口調で自分と応答する相手をからかうように述べてみる。ふと、確かに目の前で魚や鳥を食べるのを見るのは辛いだろうと思い、人の姿なら話しやすく安心するかもしれないと考え直した。「あ、なら人の姿になってみる？」と近くの塀に登って相手の近くに近寄りながら述べて。)

(/昨日お返ししようと思ったら寝落ちしておりました、すみません！)

人…？なれるのか？

（近寄りながら述べられるとまだ疑っているのか否か解らないような表情をしながらも発言して。考えてみると喋れる時点で普通じゃないし嘘じゃないかもしれないと思い、「人になってみてくれないか…？」と物は試しと言う形で御願いして。）

（　/あ、大丈夫ですよ～！　）

いいわよ、じゃあ少し待っててくれる？

(そう言うと塀を伝って角を曲がり姿を消す。すると少ししてから曲がり角の向こうから長い黒髪の少女が姿を現し、相手の近くまで歩いて近づいてきた。相手の数歩手前で止まれば「これなら大丈夫？」と微笑みながらくるんと一回転してみせ、ワンピースの裾がふわりと浮き上がって。)

(/入れ忘れてました、またまたすみません！
ありがとうございます！)

本当に君は化け猫なんだね…

（長い黒髪の少女が姿を現すと本当にこの猫は化け猫で普通の猫と言う訳ではないのだと思うと凄く驚いて。解ったと言うようにチーシャにだけ聞こえるような声の大きさでつぶやいて。「うん、それなら不自然じゃない。」とこくりと頷き。）

（/気にしないで下さいな！こちらこそ遅れてごめんなさい…お互いさまなので大丈夫です。）

ふふ、うん。人らしく見えるかしら？

(不自然じゃないという言葉に満足気に頷く。が、久しぶりに化けるという行為をしたため自分か人らしく見えるかどうか気になってしまい、耳や尻尾が無いか頭を触りお尻を見て確認して。「あ、そうそう君の名前はなんていうの？」ふと、ずっと相手のことを名前で呼んでいなかったことに気づき相手の顔の近くに自分の顔を近づけて聞いてみて。)

(/うぉおおおありがとうございます。
私もまた忘れないよう気をつけるようにします…)

あぁ…僕にはそう見える

(耳や尻尾も無しに上手く化けられている彼女を見るとそれに関して尊敬の心を抱いたのかパチパチと小さく音を立てて拍手をし。「僕？僕はスピリット。呼び捨てで良いから。」と笑みを浮かべて名前を名乗り。)

(/忘れません！今までも募集したことがあるのですがこのトピでの成りきりは自分がトピ主のトピで一番続いてるので嬉しいです。)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

そう、スピリットというのね。私はチーシャ。昔ある人に貰った名前よ。

(相手の名前を聞き、顔を離すとふふっと微笑む。自分の名前は好きで、その時つけてもらった人の姿を参考にして姿を作っていたので変に見えなくて嬉しく思う。くるくるとスカートの裾を持ちながら回転すれば「そういえば私になにかごよう？」と相手が自分に話しかけてきたことを思いだし、なにか自分に用事があったのかと気になって質問し。)

(/私も参加して長く続けられたトピはあまり無かったので嬉しいです！)

チーシャ…何処かで聞いた事のあるような名前だな。まあ良いや、チーシャってそのまま呼ばせて貰う。よろしく

(化け猫に寄ればある人に名付けてもらった名前が「チーシャ」なので少し聞き覚えのあるような名前だったので思い出そうとするが記憶がつっかかり上手く思い出せなく。呼び方はこれで良いのかと聞くように確認するように言い、よろしくとぺこりと頭を下げて。「いや、ただ話す訳無いよな…って思いながらも君に挨拶したら喋ったから…」と汗をかきながら説明し。)
　　　　　　　　　　　　　　　　　
(/嬉しいだなんて良かったです！これからもよろしくお願いします！)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

なーんだ、そうだったの。てっきり私になにかお話あるんだと思ってたわ。

(汗をかきながら説明する相手にふぅん、と呟くとつまらなそうにそっぽを向いて。近年では猫に対して話しかけたり、何気なしに餌をくれるということがなく寂しかったような気持ちを思い出してしまい。しかし、ふと相手の顔をじーっと見ると「…あなたの顔どっかで見たことあるわね」と呟き、相手の顔をよく見ようと近寄って。)

(/こちらこそよろしくお願いします！)

まあ…そう思っちゃうよな…ちょっ僕に急に近寄って来たのはビックリした…そうだ、良かったら今からパン屋に行きたいんだけどチーシャも行く？

(つまらなそうにそっぽを向く相手を見てどうしようと自分にもその感情が写って落ち込んだように呆れれば相手に自分の顔を見たことがある事を伝えられればやはり何かと関係あるなと思い。近寄られれば慌てるが落ち着いて驚いてしまった事を呟けば何かを思いだしたような顔をしてパン屋に行かないかと提案をし。)
　　　　　　　　　　　　　　　　　
(/はい！それでは背後またまた失礼しますが大丈夫ですか？)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

パン屋…うん、いいわよ。

(街から漂うパン屋の匂いを思い出す。焼きたてのふわふわとした匂いに興味をひかれ、1度入ってみたいと思ってはいたが猫の姿だと追い出されてしまい入れずにいた。そこで相手からのお誘いに嬉しそうに頷くと、パン屋の窓から覗くと見える様々なパンを頭に思い浮かべた。「それじゃあ、エスコートお願いね」自分はパン屋までの道をあまり正しく覚えていないので道案内をお願いして。)


(/大丈夫です！こちらも背後は失礼させていただにます！)

うん。それじゃあ着いてきて。

(自分の大好きなフランスパン等を買いに行く自分得のお出掛けなのに嬉しそうに頷くチーシャを見ると誘って良かったなとご機嫌そうな顔になり。そんなチーシャにエスコートを頼まれると素直に頷いて。着いてきてと片手を使って手招きをする仕草をすると回れ右をしてチーシャが追い付けるようにと考え少しずつ歩き始めて。)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

おーけぇー。

(相手が歩き始めればその少し後ろを歩いてついていく。そのスピードは自分にとって歩きやすく、自分のことを気遣ってくれているのだと嬉しくなった。いつもとは違う目線で道を歩いていると、普段とは違う景色に心を踊らせ、こまめに周りの景色を見渡していて。)

あのさ、パン屋行ったら何か食べたいものとかある？

(周りの景色を見渡しているチーシャを見ればなんとなくパン屋に誘って良かったと嬉しい気持ちで心が踊っていて。せっかくパン屋に行くので相手は化け猫でパンを食べるのかは疑問な所だが一応聞いてみようと後ろを振り向いて。)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

…食べたいもの…うーん、見たことがあるだけだから私あまりわからないのよねー。

(相手の顔を見ながらキョトンとすると、自分が食べたいパンについて考えて見るが特に思いつかなかった。公園や家の窓越しに子供や大人が食べているのは見た事はあるが名前がわからないし、だいたいが茶色の塊に見えてしまい、その人たちが食べて会えるものがパンということしか分からなかったのだ。なので「だから君のおすすめのパンを食べてみたい」と首をかしげながら述べて。)