>ハイングラス ──おおっ、とぉ!…いやあ、危ない危ない。 (激しい音に反応し、向かってくる何かを地面を蹴っては反射的に避け。どのように考えても明らかに別の人物からの攻撃が降ってきた所へ視線を移すと、そこには鮮やかな赤い髪を持つ男がいて。まさかこんなにも早く見つけるとは想像出来なかったが、いずれにせよ幸運に違いない。腰の拳銃へ手を伸ばし) ……はは、見いつけた。