赤ずきん 2018-06-22 23:40:29 |
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( 周囲の好奇の目をものともせず進んでいく彼は見るからにはしゃいでいて、拠点にいるときとは大違いだ。本来なら彼のような若者が私達に縛られる道理などないし、友人とこうやって楽しむ時間がたくさんあって然るべきなのだ。複雑な気持ちで彼を追い掛けて、時折不埒な輩がいないかと確認を怠らずに )
マルセルに、か……ふ、いや、いいと思……くっ。
( 100パーセントの善意からの贈り物だ、嬉しい反面女性ものに喜ぶに喜べず眉間の皺を濃くする姿が目に浮かび。笑いを堪えるも、自分が恵まれている現状を思えば気の毒で、同僚のよしみで助言くらいは、と )
髪留めも素敵だが、彼はよく書き物をするから、筆やインクでも喜ぶだろうね。嗚呼でも、イナバはこういうものが好きそうだ。
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