助手 2018-05-23 21:25:11 |
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まさか君から連絡をしてくれるなんて思いもしなかったよ。確かに君はあの部屋からいなくなったが、あの部屋の存在を消したのは僕自身だ。残しておけば良かったのに、君がいなくなった事実に向き合うのが怖くて、全てを消してなかったことにしてしまった。この場所が簡単に部屋を消せる所じゃなくて良かったよ。
でもこの部屋の通知を切らない程度には君にまた会えればとどこかで願っていたし、実際通知がきて驚くほど胸が跳ねたよ。そして僕もまた、君といつか話ができればと思っていた。君とは、他の誰とも今後一生作れない特別な繋がりがあると思っていたから……というと僕にしては詩的で感情が入り過ぎているな。
ただ僕が言えることは、ひとつだけ。
おかえり、ジョン
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