助手 2018-05-23 21:25:11 |
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____あぁ、おやすみ。また連絡するよ
(しばらく二人で連れ添って歩いたあと、地下鉄への入り口にたどり着き、二人は腕をほどいた。別れのキスを交わしてまた微笑みを浮かべる。彼女が名残惜しそうに腕を撫でながら離れていくと、シャーロックは手を振って彼女を見送った。しかし彼女が地下へと降りた途端、シャーロックはいつもの真顔に戻る。そして踵を返して221Bへと足を進めた。帰り道の道中、見慣れた背中を見つける。ジョンだ。ちょうど帰宅時間に重なったのかと足を早めて近づいていくが、その途中で異変に気がついた。いつもの歩き方より力みがちな足の進め方、感情が高ぶっている証拠だ。ジョンの場合怒っているのが第一候補だが顔を見るまでははっきりとは分からない。職場で何かあったのが妥当か。それでもジョンだって不満をシャーロックに話せば気を落ち着かせるだろう。少し驚かせてやろうと音もなく隣に並ぶとにこりと笑みを向ける)
やぁ、ジョン。ちょうど君も帰る時間だったんだな
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