ほのか 2018-02-25 17:46:31 |
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「看護婦さん、ちょっといい?」
女2が看護師に声をかけた。
「あなたが先生と話してた、37番出入り口だけど・・・。」
「それがどうかしたの?」
「あなた、39番出入り口と勘違いしてない?」
「え!?」
「あなたが書いた間取り図を見て思ったんだけど、病院の西側通路は奇数番通路で手前から順に1番3番5番、その先の出入り口の番号も同じ。東側は通路も出入り口も同じ偶数番号よ。」
「て、言うことは・・・。」
「・・・あなたが先生に案内した37番出入り口は、NICUのすぐそばよ。」
「そんな・・・。」
看護師の肩に、1人では抱えきれない3重の責任の上に、出入り口番号を間違えるという重大な過失の責任がのしかかった。看護師はその場にへたり込んで倒れてしまった。
女2は、神父を見た。
「神父。患者が看護婦の世話をするというのは変だけど、大阪の人と協力してお願いできるかしら?」
神父と女1は快諾した。オトコとカレシは女2を見た。女2はうなずいた。
『あなたたちも来て。』
オトコは了解した。
『俺たちの出番だ。』
が、カレシは言う
「俺たちも何かこう・・・戦う武器があれば良いんだが・・・。」
男は病床から立ち上がり、バズーカ砲を担いだ。
「俺も行く。」
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