く に ひ ろ 。 2018-02-23 00:00:43 |
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気にするなと言われてもな。――待て、…待て。( 目の前から立ち退く相手の片手を咄嗟に掴み、その場に引き留めて )逃がさない。そんな状態のあんたを、みすみす行かせるわけがないだろ。あんた今、自分がどんな表情をしているのか、分かっているのか?( 握る指先に力を込め、真剣な眼差し )――無茶を言うんだな。忘れられないから辛いんだ。それはあんたも同じだろう、紫乃。……この話はもう止そう。互いを傷付け合うだけだ。誰かに聞かれてもまずい。( 相手の涙を指で掬い取り )
う…そ、そんな悲しそうにしても、俺は行くぞ。行くったら行く。( 揺らぐ良心、しかし踏み出せない一歩 )――…。( 優しげに微笑んで此方を見送る三日月宗近を尻目に、人気のない庭先へ相手を連れて )
…俺の気持ちなんか、どうだって良い。昔から、写しの俺の声など人間に届いた試しがない。想いを殺すのは、慣れているつもりだ。だが、あんたが苦しんでいるのを見るのは、耐え難い。( 目逸らし、奥歯を噛み締め )嗚呼、食欲をそそられる匂いだ…。もう駄目だ、動けん…。( 油と具材の絡まる香ばしい香りに倒れ伏し、ぐぎゅるるるる / ▽まんばの忍耐力は0 だ! )
それなら良い。…ふん、顔が赤いな。化粧のせい、というわけでも無さそうだ。( 頬うりうり )…楽しそうで何よりだな。おいやめろ、布が外れる…ッ、( あわわわ / 布ぎゅ )――ん…。ある、じ…?はっ、…すすす、すまない…!俺としたことが、いつの間に主の膝の上で…っ。すまない、決してやましい気持ちがあったわけでは…、( 起床 / 状況を理解すると途端に赤面しひたすら土下座 )
あんたが煮え切らない返事ばかりするからだ。( そして何故敬語なんだと問いたげな顔 )…ん。さて、次は何処へ行こうか。美味い甘味屋を知っているんだが、行くか?( さっと会計済ませ / 再び手を引き )
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