嗚呼、…真反対ではない。割と似てるかもな。(彼が一緒に帰る事を了承すると心なしか少しばかり頬も緩みそうになり、手をするりと解く。下駄箱にて靴を取る手をふと止めると、脳裏に彼女を思い浮かべる。以前語っていた像とは、類似点も多数ある。しかし、決定的な何かが違う。それが何かなんて分かる訳もなく、靴を履き替える。「…お前の方は、どうなんだ。」と簡素ながらも同じ質問を彼に投げかけて。)