主. 2018-02-02 02:06:06 |
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…(クラスメイトから、他愛ない話を振られる。いつもに増して相槌の声量やタイミングが控えめなのも彼が居ないからであろう。ふと、扉の外に見知った顔の女の子がいる。まぎれもない、彼の彼女。1人で歩み寄り、知らない振りをして首を傾けると彼の名を呼ぶ。忘れ物を届けに来た、とだけ伝えられる。昨晩の泊まりで充電器を忘れたのだろう、「まだ来てない。俺が渡しておくよ。きっと、またナンパでもしてるのかもな。」なんて余計な一言を付け加え受け取ると背を向け机に戻る。振り向けば、どんな顔をした彼女がいるだろうか。想像すらせず、机に戻ると外の景色を眺め。)
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