主. 2018-02-02 02:06:06 |
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連絡手段も無かったから、仕方ない話でもあるが。(小学生の頃に携帯電話は持っておらず、口約束の手紙も叶うこともなく終わった。家族同士の交流も自然と無くなり、時折話には出ていたが所在地も全く分からずじまいのためさほど話が膨らむわけでもなく、相槌を適度に返す程度。そんな事を思い出しながら、「…確かに、特別好きでもない限りは厳しいな。」と後者の言葉に返答。束の間、足早に先を走る彼の背中を視界に収める。自分もまた合わせる訳でも無く、再会を喜ぶ呟きが耳に届くも返答は無くただただマイペースに後ろをついていく。急な来訪にも関わらず手土産の1つもない状態を密かに悔いつつも、再会祝いも兼ねて飯でも奢ってやるか、なんて考えながら。)
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