主. 2018-02-02 02:06:06 |
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そうやな、3年間...あっという間やったわ
(向こうでの暮らしは、始めこそ不安だったものの周りの人にはそれなりに恵まれ特に困った事もなかった。しかし、高校へ上がる前に、また此方に戻って来ることになってしまった為人間関係は再びリセット。今更友人なんてと腐っていた矢先に幼馴染の彼に出会うことになろうとは思いもしなかった。嬉しいという感情と驚きの感情が入り乱れる心を落ち着かせるよう静かに深呼吸をする。「...あー、その手があったか」まさか反論されるとは考えていなかった為戸惑い乍も笑顔を作って誤魔化し「粉もんはソース一択やからアレやわ」と最後はあやふやに締めくくって。「なんやねん......別に俺がいいひん間も騒がしかったやろーに」相変わらず突拍子もない喋り方をする彼に吹き出し、又、言動の中に隠れた微かな気持ちに気付き微笑し「でも、ほんま...会えてよかったわ」とボソッと呟くように言って。「それはこっちのセリフや」即答されればにっと笑みを作り、先鍵開けてくるわと軽い足取りで家へと走って。)
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