主. 2018-02-02 02:06:06 |
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未だにそのあだ名で呼ぶやつ、お前くらいだよ。(彼がぽつりと呟いた声は微かながらもしっかり自分の耳に届く。小さい頃は母親含む数人からりょーちゃん、と呼ばれる事はあったが年齢を重ねるにつれ自然と名前や苗字呼びに定着していくもの。小学生の頃から時間は止まっており、久しく会えばそれも仕方ないのかと思いつつ、後者の言葉に密かに安堵を覚える。彼の記憶の中にも、自分の存在は残っていた事が嬉しく、「方言まで手土産に帰って来たのか。」なんて言葉を掛けながら、いつのまにか目の前に立つ彼の身長に改めて大きくなったなと感慨深く)
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