主. 2018-02-02 02:06:06 |
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......りょーちゃん
(自分の名を呼びながらこちらへと集まってくる数人の生徒へと視線を向ければ、脳裏に蘇る三年前の記憶と思い出。中には初対面の者もいたが、どうやら自分は歓迎されているようで取り敢えずと取り繕うように笑顔を浮かべていれば、周りの雑音の中から懐かしい声がスっと頭の中へと入って来た。顔を見ずとも声だけでその人物が分かった。途端に体が高揚するのを感じる。音も無く席から立ち上がれば一歩ずつ声の方へと歩を進め、気付けば周りの目など構わず懐かしいあだ名を三年ぶりに口にしていた。目の前にいるのは本当にりょーちゃんなのだろうか、もしかして幻覚なのではと内心疑いながらも彼へと近付き「忘れるわけないやん」とあの頃とは変わってしまった口調で応えて。)
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