【Ib展】 2018-02-01 13:30:03 |
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──ご来場ありがとうございます。御手数ですが、チケットの方を……はい、ありがとうございます。それではあちらにご記名だけお願い致します……恐れ入ります。それでは、館内をごゆっくりご鑑賞くださいませ。
(優雅な『コレッリ_ラフォリア』の流れる、明るく白い美術館内。そこをたった今、幼い女の子が白いシャツに赤いスカートを履いたイヴの格好をして、父親の手をぐいぐいと引っ張りながら『深海の世』へと歩み寄っていった。その様子を微笑ましく思って見守りながら、公開から11年がすぎたと言うのに、【Ib】というゲームは尚影響力を持つようだ──そんなことを考える。最初はもって半年だと思っていたが、まさかこんなにも来館者が途絶えないとは。
今もまた、新しい客が入口から入ってきた。彼氏と思しき男性を連れた若い女性で、こちらを見て目を丸くし、それから口元をぱっとほころばせる。ゲーム同様、髭をたくわえたシルバーヘアの初老の男が受付をしていること、【Ib】の世界観が徹底して再現されていることに嬉しい驚きを覚えたらしい。穏やかな接客の笑みを浮かべて軽く礼をすると、白手袋を嵌めた手で瀟洒なデザインのチケットを受け取り、台の上のクリップボードを指し示した。「ここでイヴとお母さんたちは別れちゃうのよね」、そんなことを連れの男性に囁きながら名前を書き込み、館内の奥へと連れ立っていった彼女の背中に、もう一度頭を下げ。それから小さく、誰にも聞かれぬような小声で囁いて。)
──言い忘れておりました。お客様、どうか『絵空事の世界』だけには、くれぐれもお気をつけくださいませ──
(/お待たせ致しました、これにてレス解禁となります。主のロルテは、上記の館内スタッフのものをご参考くださいませ。
>03の参加希望の際には、キャラクターの萌萎や、ストーリー展開をどのようにしたいか、どんな要素を楽しみたいか、などを追記してくださると、よりありがたいです。
少々特殊な設定なので需要があるかわかりませんが、良縁を願いつつ……!)
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