【戦闘】 ~MAFIA Family BATTLE~ 【マフィア】

【戦闘】 ~MAFIA Family BATTLE~ 【マフィア】

セツナ  2017-11-03 22:42:56 
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▼12年前、イタリアスラム街。






ーーーーはっ……!はぁッ………!!!





あのガキどこ行きやがった!!!
そっちはどうだ!?!?探せ!!






(…………見つかったら殺される……!!音を出しちゃダメだ……ダメなのに、手が、手が震えて……ナイフがうまく、持てない!!こわい……こわいよ……!!お兄ちゃん、お兄ちゃん、助けて…!)




ーーーーーカランッ。



そっちだ!!!
あのガキあっちにいやがる!!!




「ッ………!!!!!」




その時。ぼくの身体はふわりと宙を舞った。

撃たれたりしたのかと思った。
でも違ったんだ。


綺麗なスーツのおじさんの背中にいた。

「…………ドン………!?」
「何やってるんです、早くそのガキを!」

「食うもんなくてうちのチンピラ襲ったんだろ?わーってるよ、おーおー。お前度胸あんな坊主。かァわいいなあ。」
「ど、ドン!?」
「……ひっ、……は、はなして……こ、ろすなら、すぐやればいいだろっ、やめろよはなせぇ!」
「んーなクソダサい真似するかってーの。ガキに金まんまと盗まれてキレて子供追い回す大人だァ?なっさけねぇったらありゃーしねぇ。……なーあ?お前ら?」

「「…………」」

「……ま、お前が襲ったチンピラも雑魚の方だけどそのちびっ子加減で隙ついて財布取るなんてすげーとは思うわ」
「ちびじゃない!」
「ちびっこいだろ、いくつだよ、ろくしゃい?」
「八歳だすっとこばか!!!」
「あーっ!おまえすっとこばかって言った!?」
「ドン!子供相手にやめてください!」
「おめーらがいうな!……はぁ。切羽詰まってヤバそーな奴から盗み働くくらいだ、食うモンも行くとこもねえだろおまえ。」

「ない……でも、お兄ちゃんがおまえらみたいなのに連れてかれたんだ。だから探してる」
「なぁるほど。同じ血持ってりゃつよそーだもんな、わかるわかる。無理やり連れてったんだなあ、そりゃあ。」
「……マフィアになっちゃうかな」
「ーーー、………おまえ、ハーフか?」

「日本人のマンマがいる。ここで生きてるって事は親父はイタリア人だろうけど知らない。マンマはあいじん?だったらしいから。……マンマはマフィアに連れてかれたよ。借金負わされて。」
「そうか。名前は?」

「セツナ。かんじはわかんない。名字はイトーだったけどかけない。」
「……刹那……だとしたらかえーそうだな。」
「?」
「おい、セツナ。おれが漢字考えてやる。」
「ほんとか!?」


「おう。兄ちゃんも探してやるよ。だからな。」






おれんちにこい。










しばしおまちを。






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  • No.72 by 四宮 静子  2017-11-09 14:56:43 



>神咲

あらら...そない泣くことないやろ。
...堪忍な、別に痛ないしそんな気にせんとええしや。

(自分の泣く振りを見て、まるで世界の終わりかのような絶望に満ちた顔をした後に泣き出してしまった少女を前に、顔を上げ頬杖をつき。こんなに小さな女の子が組に入ったことで、自分はどんなに下っ端であろうと組の一員で、その一人として振舞っているのだという事に昔の自分を重ね。表情一つ変える事なく「こない感情豊かなんに、恋愛が分からへんなんて...つまらん子やなァ」と自分の感傷に浸らないよう話題を先ほどの話に巻き戻し、ため息一つ付きゆるりとした動作で立ち上がり)



>月詠

ほら、やっぱりお駄賃欲しいんやないの。
せやね...高温の液体は薬を忍ばすんには1番やりやすいもんやしなァ、アンタが先に飲み

(極道に身を置いている男とは思えぬほどに、可憐でまるで女性の様な艶やかな長髪をなびかせ無邪気に笑う相手に、自分なんかよりよっぽどドレスが似合うのではないかと内心苦笑し。それを悟られることのない様、いつも通りの偽りの笑顔で「ドレス着たままストリップやなんかで、稼いでおいでや」と鮮やかに毒を吐き、その自分の言葉にスクスクと笑みをこぼし。キッチンへと真っ直ぐに消えていった相手の、自分を慕う様な口振りの奥に何を思うのか、飄々として組でも1番読めない相手を警戒するのは当たり前といった様子で。机の上に出されたお茶も先に飲む様相手に促し、自分はソファに深く座りいつもしない様な足組をして様子を見守るといった感じで相手に視線をやり)


>伊藤

アンタんトコの頭領はいけ好かん人やなァ...なーんも分からん子供を都合のいい駒としてつことるんやから。––決して裏切らん駒ね...。
まぁ、こんなこと言うても既に教育済みのアンタには分からんな...

(話を聞く限りでは一見して親切な人間である様に聞こえるが、静子の耳にはあまりいい様には聞こえずにいる様で話を聞くと少々表情を崩すも、相手に見られぬ様すぐにキッチンへと消え。自分は極道の家に生まれたばかりに、選びたくもなかったこの道しかなく足を踏み入れたが...孤児ならば、相手は詰んだ子と言っていたが孤児院なんかは幾らでもあるのだから、明るい世界で生きていけたかも知れないだろうにと、震える手で急須にお湯を注ぎ。それをもう将来は暗いものしかない、自分が居場所と家族をあげると暗示をかけ何も分からぬ子供を戦闘員にするなどとイかれていると、詳しい事情は知らぬが相手から聞いた話を反芻しながら険しい表情をして。街でみた神咲の様子を思い出しては一つため息を吐き。じっくりと蒸らされたお茶を湯飲みに注ぎながら、今話している相手は悪くないのだ...そしてこの世界にそう言った甘い考えは無用だと何度も繰り返し。先ほど言ってしまった言葉を引っ込めるなんて都合のいいことはできないため、茶を盆に乗せ相手の元へ戻ると「せやけど、うちの組もやってみようかなァ...自分みたいな優秀な子ウチも欲しいもんな」といつもの調子で続く言葉を口にして。お茶をコトンと机に置くと、相手の立つ向かえの席に腰掛け先にお茶を啜り、相手にも座ってお茶を飲む様促して)


>リズ

ふふふっ...そないに大層な事考えておまへん。
気ぃの強い女なんはえぇけど、鳴けば鳴くほど弱見えるからやめぇよ...

(相手の内心から湧き出る焦りが伝わった様で、笑みをこぼしては手にしていた男を相手側に放り投げさせ。こちらを警戒させる相手は静子の目には、全身の毛を逆立てフーフーッと鳴いて威嚇する猫の様にしか見えていない様で。目を細めながら、相手との距離をゆっくりと詰め、挑発する様な言葉を囁き。にこりと笑みを浮かべたまま近くにあった椅子に腰掛けると、目を開き「コレはアンタに一つ貸しや...恩を売っておいて損な相手やなさそやしな」と今すぐどうこうするわけではない、今後とも仲良くして欲しいと少しばかり凄みのきいた雰囲気で相手に語りかけ)


>コウ

いややわァ、もう忘れてしまったん?
そこの角に越してきた静子やんか。

(やはり相手が先日あった、伊藤千縁ではない事を口振りから確信して。しかしながら相手が伊東の名に妙な反応を見せた事や、自分の事が誰かわかっていないのではないかという反応からいつもより明るい口調で静子と名乗り。自分の邸宅とは全く違う建物を指差して、そこに越してきたのだと笑顔を見せ「伊藤さんはこんなところで何してはるの?」と相手が自分の知る伊藤とどいいった関係性を持つのか、もしマフィアと繋がっているならそれなりの対応をするし、ただの一般人であってもマフィアの伊藤と関係あるならば情報を引き出そうと話を続け)



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