『NL/戦闘』彼の世と此の世を紡ぐ者『一部指定人数制限/途中参加歓迎/リメイク』

【用語】　
《霊》　
自分の死を受け入れられなくて現世を彷徨うのは浮遊霊で、自分の死を理解出来なかったりして死亡した場所や建物に留まっているのが地縛霊。本来は分類別の妖怪も霊のカテゴリに入ります。以下霊の二種類。　

《陽魂》　
悪意の無い霊で写真に写ったりちょっとした悪戯をしたりするなど可愛げのある物。悩みを聞いたりして成仏させてあげるのも退魔士の仕事で、神社や神父などでも対処出来るレベルの物達。生者に対して伝えたい事があったりして現れる場合もあるが怖がられるのも屡々。　

《陰魂》　
自分が受けた仕打ちに恨みを持ち、死して尚陽魂を喰らったり生者に災いをもたらす悪霊の事。物や人に触れたり危害を加えたりする。戦死、事故死、自殺など非業の死を迎えた者や生前に殺人者などの犯罪者だった邪悪な者などがなる。人に害をなす妖怪と呼ばれる物もこれに分類する。
陽魂が憎しみを増幅させて陰魂へと変化する事もあり、退魔士が滅する対象。弱い者からD C B A- A A+ S とランク分けされ、長い事現世に止まったり他の霊を喰らったりする程強さや危険度が上がりランクが上がる程数は少ない。ランクは敵の霊力で判断出来るが、尚技を繰り出す際に霊力が上がる陰魂もおり全く油断は出来ない。

Ｄ＝良く師匠が弟子に修行相手にさせるレベルの雑魚で陰魂になったばかりの者。

Ｃ＝標準レベルの陰魂。一般の退魔士であれば普通に退治出来る。良く師匠が弟子と二人で修行相手にさせる事も。　

Ｂ＝少し強い陰魂で悪知恵をも持つ。数字付き(後述)の退魔師なら楽に相手出来るレベルで経験の少ない退魔士だと一人じゃほぼ確実にやられる。四体揃うとＡランククラスの厄介さ。 退魔師二人でギリギリ勝てるレベル。⑵の三宮プラス⑻か⑼、又は⑺の人物プラス⑻か⑼の場合は結構いい勝負をした後に倒せる。⑻と⑼の二人だと数時間時間稼ぎ出来るレベルで後一人退魔士が加わって結構いい勝負をした後に倒せる。

A-＝数字付きの退魔師が余裕を持って勝てるレベル。⑵の三宮と⑺の人物が二人でも勝てず⑻と⑼も加わって数時間時間稼ぎ出来るレベル。一般の退魔師四人以下では勝てず最低五人必要。

Ａ＝数字付きの退魔師でも一対一で戦った場合強い個体又は相性の悪い個体なら死亡するかもしれない危険種、怪我は必須。人間霊の場合もあるが動物霊の集合体や低ランクから中ランクの鬼や悪魔がこれに相当する。

A+＝数字付きの退魔師二人は必要な現状現れる可能性の高い超危険種、六道と同クラス。中位の鬼や悪魔がこれに相当する。数字付き退魔師二人でも油断出来ず、負傷は確実のレベル。三人居たら安全であるだろう。 ソロモン72柱の悪魔や高ランクの鬼や名の知れた有名な妖怪がこれに該当する。

Ｓ＝歴史上現れたのは数える程でその度に多大の退魔士に退魔師、数字付き退魔師の命を散らしつつ封印して来た最強種。現状の数字付き全員でかかれば倒せるかもしれないが死者が何人か出るだろう。高位のトップクラスの鬼や悪魔、九尾狐などがこれに相当する。１５年前に一度鬼が出現して多大な犠牲と共に学校の敷地内の洞窟に封印し結界を張って人を近付けないようにしている。　

《鬼》
鬼が住む世界で八大地獄と呼ばれる。偶に人間界という名の現世と地獄に次元の狭間が発生し空間が繋がる。どこの地獄に繋がったかによって狭間の出現時間は異なる。狭間が発生したとはいえ地獄はエリア毎に皆広いので必ずしも鬼が出て来るとは限らないが、狭間が確認された場合は緊急指令が皆が持つ退魔士退魔師身分証から発せられる。

・等活＝発生から5時間位したら狭間が閉じる。
A-レベルの中でも弱い鬼

・黒縄＝発生から3時間位したら狭間が閉じる。
A-レベルの中でも平均の鬼

・衆合＝発生から1時間位したら狭間が閉じる。
A-レベルの中でも強い鬼。数字付きの退魔師が単体の場合、いい勝負をして勝てる。

・叫喚＝発生から45分位で狭間が閉じる。
Aレベルの弱い鬼。数字付きの退魔師が単体の場合、大怪我して勝てる。

・大叫喚＝発生から30分位で狭間が閉じる。
Aレベルの強い鬼。数字付きの退魔師が単体で戦ったら死亡するレベル。数字付き退魔師二人で何とか致命傷を負わずに勝てる。

・焦熱＝発生から10分位で狭間が閉じる。
A+レベルの弱い鬼。六道と同レベル。六道単体の場合は相打ちが精々。数字付き退魔師二人は必要。それでも二人とも大怪我必須。

・大焦熱＝発生から5分位で狭間が閉じる。
A+レベルの強い鬼。六道ぷらす数字付き退魔師一人で互角。勝つにはもう一人数字付き退魔師が必要なレベル。それでもみんな大怪我必須。

・無間地獄＝発生から1分位で狭間が閉じる。
Sレベルの鬼。15年前に現れたのがこれ。

《退魔士と退魔師》　
先天的に生れつき霊力の高い者や後天的に霊との接触で霊力が目覚めた者。霊が見えたり声が聞こえたり、気配を感じるだけならば霊力があれば可能。退魔士は高い霊力により霊体に触れることが可能で唯一陰魂と戦える存在。
日本の首都東京にて退魔士養成学校があり卒業して隣にある土地の防衛省特務零課特殊災害対策庁本部に行き、身分証を貰ってから晴れて退魔士見習いから卒業し退魔士を名乗れる。卒業後は殆どの学生が退魔士養成学校の職員や防衛省特務零課特殊災害対策庁に所属するが必ずしもその限りではない。優秀な生徒は卒業後、防衛省特務零課特殊災害対策庁支部や本部の幹部候補生や支部長見習い副支部長見習い、支部長、副支部長の席が用意される。
一般の退魔士は良くてＣランクの陰魂を倒せるくらいで、Ｂランクの陰魂を二人組で倒せるくらいの者は一人前として認められ弟子を持つ事が出来る退魔師と名乗れる。
在学中の者や新人や未熟者は退魔士と名前分けされる。
学校が発行している学生証(退魔士生徒証明は青色)と防衛省特務零課特殊災害対策庁が発行している身分証(退魔士証は銀色で退魔師証が金色)が証である（学生証も身分証も免許証みたいな物で霊力のない者が見たら真っ白なカードにしか見えない。防衛省特務零課特殊災害対策庁からお知らせや緊急指令のメール、学生証や身分証を介して霊力を使用した通話機能も使える優れ物）　

《数字付き》
一般の退魔師からは羨望され嫉妬される退魔師の中でもエリート。名字に数字が入っていて名字を継承する名跡襲名制で師匠が弟子に己の身に付けた技を伝え霊力を譲渡する、譲渡の証として漢数字である大字(壱 弐 参 肆 伍 陸 漆 捌 玖の文字)が体のどこかに刺青として現れる、譲渡した側の元のあった刺青には上から×が自然と刻まれる。
代々古くから行われていてその為に数字付きは一般の退魔師と比べ物にならない霊力を持つ。現存する数字付き。二神(ふたがみ)、三宮(さんぐう)、四切(よつぎり)、六道(ろくどう)、八雲(やくも)、九鬼(くき)の六家のみ。
一と五と七の数字付きはここ数代未熟な当主しか排出して居らず、大きな功績がなく他の家と比べて落ちぶれ、現役で活躍する退魔師が居らず、現在未成熟な学生のみなので数字落ちと呼ばれるが、彼らが成長し一人前になり立派に育った時に数字付きへと返り咲くだろう。現在彼らの刺青は薄く掠れている。


【施設】

《神座町》　
今作の舞台になる都内に存在する町。神座（かみざ）と読む。過去に封印されたＳクラスの高い霊力の残留物に引き寄せられてなのか霊が集まりやすいが防衛省特務零課特殊災害対策庁本部と退魔士養成学校があり、数字付き退魔師も三人都内に居住している為に均衡が保たれている。知恵のある強力な陰魂は各地に潜んでるので依頼で向かう事も多いが。世の中で心霊番組とかやってるが実際いるかいないかはっきりした証拠がなく分からないのは退魔協会が上手くやっているからである。

《退魔士養成学校》
3年制の学校で防衛省特務零課特殊災害対策庁の者が各地で才能ある子供達をスカウトしたり、身内に退魔士や退魔師を持つ者が推薦して入学させたりと。取り敢えず霊力があれば入学可能。大きな成長が期待出来る15歳から18歳までの3年間で退魔士についてを学ぶ。途中退学した者はフリーの退魔士として活動する事が多い。家の都合で家業を継ぐ者もいる。半年に一回試験があり学年毎に主席や次席から第十席まで優秀な者を順位決めする。在学中はプロフェッショナル達がサポートする為に授業時間中の生徒の死亡は無い。

《防衛省特務零課特殊災害対策庁》
略して零課災害庁。首都東京に本部があり北から南まで順に、北海道支部 北日本支部 西日本支部 本部(東日本) 沖縄支部の5つに区分けされている。優先度順に本部>北日本＝西日本>北海道＝沖縄 と分けられている。
現在は本部のある東日本に数字付き退魔師が3人、北日本に1人、西日本に1人、と実力者がいる。優先度は霊災害が発生した場合の被害を考えた上での事らしく、本州の方が優先されてる理由は強力な陰魄が封印されてるのもある。

京都には酒呑童子
三重と滋賀の境に大嶽丸
栃木には玉藻前
東京には平将門

などなどである。


【戦闘スタイル】
退魔士や退魔師には陰魄と戦う為に編み出された戦闘スタイルが四つある。

・五行変換タイプ
木 火 土 金 水 の五行の力を変換して戦う。
一芸に秀でてはないが応用力の高いオールラウンダーの場合が多く、誰でもなれるが強くなるには努力が必要。
二神の場合は一見これに該当していないように見えるが、二神の家は火と金と水の三つを混合させた雷の属性を使用する。混合変換は会得難易度が高くコントロールも難関だが成功させ数字付きへ至った歴史がある。

・霊装武具タイプ
元々は普通の武器だった物が何らかの要因で霊をも滅する事が可能になった武具を使う。武具自体の技量が要求され、武具によってのランクもあり、武具があれば霊装武具タイプは誰でもなれるが数多いが強さもピンキリ。強くなるには努力が必要。
三宮や四切は国宝とも呼べる高ランクの物を使用しているも、誰しも高ランクの物を持てば強くなれる訳でもなく、国宝レベルの霊装は高い霊力を要求される上未熟者が使うと霊装に振り回されて殺される諸刃の剣でもある。

・使役タイプ
動物霊などの使い魔を使役して戦闘に使うタイプ。大抵の術者は一体の使い魔しか使役出来ないが実力者はその限りではない。霊力を食事代わりに与えて動力とし、念話で命令を下す。使い魔との親和性や仲の良さに左右される事も大きい。強い使い魔はそれだけ大きな霊力を使用し、場合によっては使い魔に術者が殺されるので身の丈にあった使い魔と契約する必要がある。使役タイプは自分自身が直接戦うわけではなくリスクも考えた上でのピーキーさから貴重なタイプだが人体では不可能な事も出来る利点がある。使い魔が即死 なない限りは霊力を与えて回復させる事も出来る。弱者はとてつもなく弱く強者はとてつもなく強くとはっきりしてるタイプ。
八雲は知能があるかないか分からない昆虫タイプの蜘蛛を数体も使役するのだからその実力が伺える。

・憑依タイプ
使役タイプと系統は近いが、憑依タイプは使役するのと違いその身に霊を憑依させて戦う。使役タイプと違うのは常にその身に封印ないしお願いして二度と自由行動出来ないが住んで貰ってるという形で霊と体を共用していて、戦闘時に力を発揮する。
強力な霊程使用する霊力も多く常に一心同体だからか術者の死亡率は一番高い。普段はそうでもないが憑依させると感情が混じり合って理性に歯止めが効かないのも大きな特徴で精神力の高さと憑依霊との仲や屈服させるなど共存の仕方は色々。例を出すと猫の霊を憑依させるタイプだと、未熟な場合は猫のような行動をして野生に帰り、戦闘そのものが出来ないならまだしも、そのまま体を乗っ取られて術者の意識を殺され二度と戻れない可能性もある。
ただリスクに見合う形である程度の理性があり、目の前の敵を倒す事だけに集中できれば誰でも初心者で同じスタートの場合戦ったらほぼ確実に憑依タイプが一番強い。
九鬼の場合はその身に強力な鬼を宿してるだけあって、正面から正々堂々まともに戦った場合は現在の数字付き退魔師の中でも実質最強とも言える。


:説明を全部見て下さった方は、鍵としてkeepの際文の最後に【退魔士やります】の文字を入れて下さいませ。