泡　沫　の　箱

「人を好きになる時、どういうところに惹かれるか」という質問をされることがある。「声、目線、触れた時に手が冷たいこと」。
こうした文字での会話は長文であるほど良いことの方が多いけど、こと口での会話となると少ない中で伝える力が強い方に魅力を感じる。人の話を聞くのは嫌いじゃないんだけどね。
それよりも目線が重なった時の意思疎通がどれだけ出来るかが重要。何か取って欲しい時・何かしたい時エトセトラエトセトラ。言葉を介さず視線で会話できた時の気持ちよさ。
そしてふいに触れた手がひんやりしてるとドキッとする。なんて言ったら「お前それは冷たくてビビっただけじゃねえの」うるせえ。

査定街の間に入ったカフェで雰囲気の良い見知らぬ人と視線で会話した時に思い出した話。