半獣と人間の禁断の恋

怜）そういえば、動物って月の影響を受けやすいって聞いたね。幻像ぐらいすぐできるよ。一応、あと4人かな？いろはくんと、たつるくんと、しおんくんと、りゅうさん。
怜は、スマホのアルバムから、ほかの4人の写真を見た。この間海の飛び込んだ時は、たまたまの充電切れだったらしい。

………………ありがとう。(見つめ)

怜）ねぇ、ゆうき。僕の手はどう。小さいし、ゆうきを完全に包むことができないけど、僕の手が触れたとき、どんな気持ちになる？

…………………………(俯いて)

怜）言いたくないなら、いいよ。眠いし、寝ようか。
怜は、そう言って目を瞑った。

……………………っ…(ぎゅっと抱きついて)

怜は、嬉しそうにして、そのまま眠りについた。

……………………(離れて部屋を出て行き)

怜）逃がさないよ。
怜は、そう言って、電気をつけた。
怜）君は、リードでつながれてるんだからね。

………………呼んでる、呼んでるんだ……(力が強く、相手を引きずって)

怜）う...く...ん(さすが狼)
怜は、負けずと引っ張るが、ゆうきの力が強く、引っ張られる。
怜）呼んでるって、誰が呼んでるのさ。

……………………分からない、でも…聞こえる……俺を呼ぶ声…(俯いて)

怜）それって、男？女？

………………分からない……でも、綺麗な声…(俯いて)

怜）じゃあ、ついていくよ。一人じゃ危ないし。
怜は、そう言った。

……………………っ…(突然意識を失い)

怜）ゆうき？ゆうき！しっかりして。
怜は、あたふたした。そして、
怜）ちょっと我慢して。
そういって、ゆうきに人工呼吸をした。

………………あら、どうしましょう。私の美しさに失神してしまって……(突然ゆうきの身体が浮き上がり、美女の腕の中に収まり)

怜）だ、誰？

…………ミナモと申します。此処のシェアハウスの生まれですのよ。ふふっ……怜さんでしょう？(にこっと笑って見つめ)