違う、空っぽなのは君の言葉じゃない。僕の心だ。君がどれだけ感情を注いでくれたって、器は空っぽのままなんだ。その感情は、僕じゃなくて私が受け取ってるものだから。私はどんどん膨らんで大きくなって、空っぽの僕は私に支配されて小さくなる。空っぽの部分が徐々に浸食されて私になっていく。 これってとてもいいことだなぁ。そうすればいつか僕は消える。私だけになれるんだ。 だって君も、私が好きだろう?