紅夜叉 2017-09-27 17:52:47 |
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今日、新入生たちの部活見学会があった。今考えればなんでかわからないケド、俺はその時タイピングをやっていて。自慢じゃないけど他の人よりちょっと打つのが早いから、思い切り一年生に囲まれた。顔が真っ赤になってんのがわかって、指を動きもたどたどしくて、頭ん中では「やべぇ新入部員増やすためにはここらで頑張んねぇと!」って考えてんのに、手が全然ついていかない。結局過去最高タイプ数を記録して、顔が赤かったのもばれずに結果としては最高だったんだが、話はこれからだ。
俺は、新入生が帰った後に、めちゃめちゃ落ち込んだ。理由はまったく分からん。
ただ、普段は結果オーライとか言ってるけど、実は俺の本音はそうでもないのかなぁなんて思った。多分疲れが出たんだろうけど。久しぶりに、泣きたくなっちゃうような落ち込む言葉も言われたし。「そうそう、それでいいんだ。」なんて思ってるけど、俺の本音は…どうなんだろう?
もう、自分が何を考えているのか分からない。自分の本音が分からない。それは本当に、自分が嘘を吐いているのか本音を言っているのかが分からないのか、自分の思いが少なくとも本心だということを認めたくないのか。其れすらもわからない俺は、人間失格にもほどがあるんだろう。「恥の多い生涯を送ってきました」ってな。もしくは、「そこで考え出したのは、道化でした。」の方かもしれない。
「それは、自分の、人間に対する最後の求愛でした。自分は、人間を極度に恐れていながら、それでいて、人間を、どうしても思い切れなかったらしいのです。そうして自分は、この道化の一線でわずかに人間につながる事が出来たのでした。おもてでは、絶えず笑顔をつくりながらも、内心は必死の、それこそ千番に一番の兼ね合いとでもいうべき危機一髪の、油汗流してのサーヴィスでした。」
こういう時俺は大体、一人きりの教室で落ち着くまでじっとしてるんだけど、教室は生憎吹奏楽部が練習に使ってて、帰って来たった。
明日もこれがあんのかと思うと、一寸部活に行く足が重くなりそうだ。
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