遠野 千尋 2017-09-16 18:35:11 |
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>>133 拓斗
……ありがとう、な…拓斗…。その気持ちが既に嬉しい…すごく…嬉しい…お前が良いなら…その時は頼らせて貰うな…?
(ただ一人で食べて寝て学校行って仕事して…それを繰り返すだけの日々で誰にも“頑張ったな”なんて言って貰えた記憶はなく。彼の言葉は本当に温かい…。胸はきゅっとなりながらもじんわり温かくなり─泣きそうになった。でもこの瞳から涙が出なくなったのはいつからだろう…。覚えているのは荷物を纏めて出る前夜…。本当はこの日に俺の心は砕けたのかもしれない─最後の最後だと…これでダメなら諦めるしかないと…決心して挑んだあの日…結局何もかも無意味で全てが絶望へと変わったあの日…いや…あの日も泣いてなどいなかったか…泣いてしまったらもう…立ち上がれなくなりそうで…一人で生きていかなきゃいけないからとグッと歯を食いしばって、堪えて…我慢して我慢して…ずっと…。指先を握ってくれる手に余った4本の指で触れては“ありがとう”と礼を溢して嬉しいと言葉紡ぎ、何かあればお前に頼ると伝えて)
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