五ろの図書委員 2017-09-09 17:45:51 |
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(相手の言葉の中に自分へのお礼の言葉が多く入って居り、いつも自分は相手に助けられる事が多く、そこに申し訳なさを感じていたため、今回自分が相手にお礼を言ってもらえる様な事が出来て、少しでも相手に同じ事を返せているのが嬉しくて。相手の真っ直ぐな眼と視線が交わると、自分の短所である迷い癖を肯定して受け入れてくれるという相手の言葉で、抱えていた不安の重さがすっと軽くなり。先程まで多かったすまないという謝罪の言葉が、ありがとうという感謝の言葉に変わった事が自分を暖かい気持ちにさせ、相手の言葉を全て聞いてから口を開いては「もちろんさ!でも悪戯は程々にしてくれよ?」緩んだままの表情で相手の額を優しくツンとつつき。「…それと、僕の不安を消してくれてありがとう。僕自身があまり愛せない自分も愛してくれるお前が大好きだ。だから、三郎が僕に関して恐れているものは、全部必要無いものだから全部捨ててくれ。僕も三郎の不安を消したい、だからまた怖くなったら何回だって想いを伝えるから僕に確認しに来て。」もう震えは無くなった相手の手に、自分の頬を当て幸せそうにはにかみ。辺りが紅く夕焼けに染まっているのが見えれば「三郎、そろそろ帰り始めようか。帰り道も沢山話をしよう。」まだ幸せに満ちた気恥ずかしい余韻が残り、照れ臭そうに笑みを浮かべながら声を掛けては首を傾げて。)
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