五ろの図書委員 2017-09-09 17:45:51 |
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(引いた表情を浮かべるかと思っていた彼の顔は赤く染まっているように見えて。直ぐに俯いてしまったため表情は伺えなかったが、俯いても隠せない耳や首元が赤くなっているのが目に入れば、微笑ましいとくすりと笑みを溢して。その表情のまま返事を返せばうん、と返事をし、相手に着いていく様に長屋の部屋から足を進めて。「ふふ、意外な三郎を知れたなあ。褒め言葉には慣れているだろうに。」行く途中の道で先程の相手の微笑ましさを思い出せば、ついまた頬が緩んでしまい。きっと相手は面白くなさそうな顔をするのだろうと考えるも、それもまた微笑ましくて。)
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